こどもの頃の「仮想」

今日の茂木健一郎さんの「クオリア日記」に、
脳と仮想」のまえがきにある「サンタクロース」の話が書かれてある。
サンタクロースは仮想の世界のものだが、
なんとも怪しい存在なのがミステリアスで楽しい。

先日、私達夫婦のアイドル5才児S君が、
いつものように勢い込んで弊店に入ってきた。

「おばちゃん、お出かけや。
もうすぐかえってくるは」と、伝えた。

聞こえているのかどうかは、
わからないが多分彼の脳の片隅には、
残っているだろうが、お絵かきに夢中であった。

今、S君の楽しみはかくれんぼ。
誰かを待って、弊店の隅っこの隠れ場所に陣取る。

しかし、その日は違った。
S君があまりにもお絵かきに夢中になり、
家内が返ってくる前に隠れるのを忘れてしまった。

立場逆転、家内に「ワァ!」と、
やられたものだから、
かっこがつかないS君は、振り向きもしない。
御機嫌斜めになってしまった。

「おばちゃん、お帰りは?」と、
お母さんに促されるが、S君は、反応しない。

帰り際に、いつもなら「また明日」「バイバイ」とか、
おばちゃんに行って帰るのに、黙っている。
S君には、予測不可能な「偶有性」に満ちた日となった。

お母さんに「そんなふうだと、サンタさんが来ないよ」と、言われ、
考えた挙句S君は、しぶしぶ後ろ向きで、
「バイバイ」と言って帰った。

サンタクロースの存在がなかったら、
どうなっていたのだろうか。

サンタクロースは、
S君にとってはかけがえのない存在であるが、
実在するものかどうかは不確かである。

「遊び心」がなくなると、感動できなくなる。
突然、大人になる人はいない。
私は、こどもの頃の「仮想」を、
思い出しニッコリしている。

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