暗闇の世界

「ゴー」、「ドスン、ドスン」、「ガタガタ」、
音の連鎖があったが、何が起きたのかわからない。
下からつきあげられ、縦横の揺れ、
私は思わず、布団をかぶった。
大変なことが、起きている、
それがわかり、「ええ、地震か」と気がつくのに秒間の差があった。
そして、目に入ったのは暗闇の世界であった。

あれから、今日で丸13年、「阪神淡路大震災」が起こり、
時間は容赦なく過ぎてきた。

私自身も、店も被災し、
肋骨をおり、約1ヶ月入院。

住居兼店舗の私の家を、
兄弟、親戚にも手伝ってもらい、
瓦礫を片付けてもらい、
ようやく家に住めるようになった。

あらゆる、局面で状況が一変した。

予期せぬ出来事とは、まさしくこのことをいうのである。

あの日から平常に戻るのに、
随分と時間がかかった。

あの当時、私は、
何かを食べると、すぐに下痢をしていた。
食することに、不安を感じていた。

当然、体重はがた減り、
いろいろ検査をしたが、
内科的には、問題はなかった。

鬱の状態だった。

あるとき、店で立っていられなくなり、
うずくまってしまったことがあり、
家内にも、随分と苦労をかけた。

今は、家も修復し、
あんな悲惨な事にあったとは思えない、
新たな顔の店になっている。

確かに、13年がたちインフラは整備され、
街並みも美しくはなった。

しかし、以前の面影は見られず、
耐震を意識した画一的な建物に変わり、
妙に部分的に、整備された場所が出現する。

車をよせつけない、
路地では、フェンスにかこまれた空き地が、
今だに、残っている。

主のいない、空虚なスペース。

こんな、ことが起きるはずがないと、
まして自分たちの住んでいる神戸で、
地震にあうなんて、誰も思っていなかった。

しかし、無残にも現実となった。

いつ、どこで、誰に、
予測はいろいろかたられているが、
わからないものです。

備えあれば憂いなし、
気が付いた時に、
身辺を見渡してみてください。

避難場所の確保、
避難路の確認等々。

今日の正午12時に、
私たちの須磨寺前商店街では、
先の神戸・淡路大震災で亡くなられた方々の、
冥福を祈って黙祷をささげた。

私たち商店街の仲間も、あの日一人亡くなっております。

黙祷を終え、外にでてみると、
朝からの冷え込みで、
めずらしく神戸にも瞬時、雪が降った。

1月17日という日が、
これからも、毎年訪れる。

風化させてはいけない!

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