須磨寺ものがたり

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help リーダーに追加 RSS ファウスト ゲーテ 訳・池内紀

<<   作成日時 : 2008/11/28 10:50   >>

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日常の雑事が一段落し、
ストップしたままの本をまた読み始め、
ようやく「ファウスト」 ゲーテ、訳・池内紀
第一部、二部ともに読み終えた。

第一部を読み始めて、
今まで読んでいたいわゆる小説とは違い、
劇を描いている点に戸惑いを感じ、
なかなか文脈をつかめなかった。

それでも第一部は、比較的スムーズに読み終えたが、
第二部に入ると、内容が登場人物を含め、
入り組んでおりなかなか前に進めなかった。

うまく自分の中で整理できず、
足踏み状態が続いた。

とりあえず諦めずに読み終えようと、
時間を気にせずゆっくり読むことにした。

読み終えて池内さんの解説を読み、
内容を今一度確認すると、
少しづつ理解が進む。

「カラマーゾフの兄弟」を読んだ時にも感じたが、
宗教的な背景や、歴史といったものを知っていないと、
特に西欧の作品を理解するのは、大変です。

今回の「ファウスト」においても、
またしても同じ壁に阻まれた。

誰にでもある、欲望。
異性への欲望や、
金銭に対する欲望を、
一時的に手にするファウスト。

しかし、結果的には主人公「ファウスト」は、
人生の最後をはかなく終えてしまう。

欲望が対象物を運び、
欲望がそれらを運びさる、
そんな様をこの作品を通して改めて知ることとなる。

印象的だったのは、第二部で描かれている、
「賢者の石」、すなわち石も金に換えるという、
錬金術に身を落としていくのが描かれている点。

今、まさに世界的な金融恐慌の根源と、
通うじるものを見て、
いつの時代にもおこっているんだと、
改めて認識した。

拝金主義に走るのは考えものである。

私にとっては、ハードワークとなった、
ゲーテの「ファウスト」も、
一度そのバーを超えると、
ある種の快感が待っている。

ドーパミンが私の脳に漂う瞬間を体感する。
これがあるから、挫折しそうになっても、
読み切ることが出来る。


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