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help リーダーに追加 RSS 一葉入魂、本分を尽くす 茶師・前田文男

<<   作成日時 : 2008/06/18 10:40   >>

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茶葉をみる、
茶葉に触れる、
茶葉の香りをかぐ、
五感を総動員して、茶葉と対峙する男がいる。

NHK「プロフェッショナル」仕事の流儀に、
茶師・前田文男が、
おいしいお茶を求めて、
諦めず、こだわりぬく姿勢を見せてくれた。

自然の生き物である茶葉、
新茶の時期になると、
生産家、問屋、小売屋ともに、
神経をとがらせる。

天候に敏感に反応するため、
遅霜などの被害にあったりもし、
毎年大変な思いをして茶葉を、
世に送り出している。

私も小売業ながら、
茶葉を取り扱うものとして、
茶師・前田文男の姿勢には、
頭がさがる。

まさしく前田が手塩にかけて、
茶葉をブレンドしていく工程は、
ウィスキー・ブレンダーの輿水に、
匹敵する心血の注ぎ方であると思った。

一つの際立つ個性を、
どう活かすかによってお茶の味が、
微妙に変わっていく。

茶葉は、生きものなのです。

「合組み」というものが、
それにあたるといえる。

茶師・前田文男を生みだしたのは、
祖父の代からの茶葉にたいする、
厳しい取り組み方を受け継ぐことにある。

前田も若さに任せ、
その時のこだわりによって、
お茶そのものを見失っていた。

「光るお茶を買ってこい」

父によって、叱責され、
仕入をはずされ、
それでもあきらめず、
自ら茶葉を聴くことが、
大事だと思えるようになった。

茶葉の声が聞こえるように、
なるのに5年以上かかった。

茶葉の声という、
メタファーは、
前田のような人にしか、
聞こえないないことでしょう。

煎茶を作る過程で、
ふるいにかけ、
出目と呼ばれるものを取り除き、
一般的に煎茶として飲まれている。

単一品種・一産地物を販売している、
弊店とは、方向性は違うが、
茶を飲む人に、
おいしく飲んでいただき、
喜んでもらいたいという思いは、
茶に携わる多くの人の思いだと感じている。

それこそ、価格だけていうと、
高級茶葉は、
一般の人には手の届きにくい、
価格のものがあるのも事実。

より多くのひとにおいしいお茶を、
楽しんでほしいという前田の姿勢が、
グラム1000円という単位に現れる。

弊店においても、
お客様から、
味わいのあるお茶を求めらると、
迷わずグラム1000円位のものを、
おすすめする。

「茶葉離れ」と、いわれて久しいが、
もう一度良質の茶葉を、
ゆっくりとした時間とともにいただく、
そんな素晴らしさを茶師・前田は、
自らの姿勢で示してくれた。

茶師・前田の言葉
「自分の中にある弱い自分に負けない、
強い心を持ち続けること」

私は、直面する問題を切り開く時に、
気持ちがなえそうになることがある。

まずは、自分との闘い。

そして、常に謙虚であろうとする、
茶師・前田の真摯な態度は、
私自身も肝に銘じておこうと思う。

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