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help RSS 背伸びが、人を育てる 校長・荒瀬克己

<<   作成日時 : 2007/10/17 10:43   >>

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今、一公立高校から有数の進学校になったと、
「堀川の奇跡」と呼ばれている公立高校がある。
 何が、学校にとって、生徒にとって、
大事な事なのか、基本的なスタンスを、
しっかりと持とうと、一人の校長が語る。

 NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」に、
京都市立・堀川高校・校長、
 荒瀬克己が登場し、
自分の教育に対する考えを述べた。

 9年前に堀川高校に「探求科」を新設、
何をしたいか、知りたいか、
 生徒自ら、テーマを決め、
教師は、それをサポートする。

 教師の手に負えなければ、
大学の先生に教えをこうたり、
 生徒の探究心にこたえるべく、
教師も必死となってやる。

生徒の心に変化をもたらした。

 「探求科」の存在によって、
さらなる、知識を得るための、
 生徒の自発的な、基礎的な勉強、
という、姿勢を導いた。

正のスパイラルが起きた。

 強制はしていない、
だから、生徒たちはめり込める。

 校長・荒瀬は、
校内を歩く時に、
こだわりがある。

 「ぼんやり見る」、
校内の雰囲気、生徒の表情、
空気を感じるために。

 「渦中にはいってはだめ」、
リーダーたるものは、
そう、荒瀬は考える。

客観性を失わないために。

 校長・荒瀬は、
合格実績より、
生徒の将来が大事と考える。

 たとえ、受験に何度失敗しても、
それも、人生の一コマだよ、
これから、どうするからは、
「君自身」考えなさいと、
アドバイスを送る。

 大学進学も人生、
それ以外の道もまた人生だよと。

 荒瀬は、生徒に考えさせる。
生徒自身の将来であり、
人生だから。

 荒瀬は、いつも生徒と、
向かい合うとき、
一つの流儀を貫く。

 「直球で勝負する」
生徒の心のなかに、
君は一人じゃない、
 泣きたきゃ、泣けばいい、
しんどいのは、しんどいでいい。

 仲間がいる、自分の足で歩こうよと、
荒瀬は、優しく伝える。

 荒瀬のいる「堀川高校」は、
決して、偏差値は高くないと、
荒瀬は、いう。

 生徒のここが知りたい、
そのためにどうしないといけないか、
 それ以上、専門を極めるには、
極められる、例えば大学を目指すとか、
 そういうところが、結果的に、
大学合格者を輩出することに、
繋がっている。

 荒瀬の大事にしているのは、
基礎学力なくして、
総合学習は成り立たない。

だから、どちらも大事ですという。

 荒瀬は、工業高校をへて、
7年後、堀川高校に赴任した。

 当時は、「公立高校4年制」と、
揶揄されていた。

 現役での大学合格が、
難しく、1浪が多かった故である。

 これではいけないと、校長・荒瀬が強く思ってのは、
自分の娘の進学の時、
 公立では、思う大学へ進学できない、
合格するには、私学しかない、
そういう、状況を経験したから。

 だから、荒瀬はどこの学校にいっても、
大学へ行けるには、どうするかを、
同僚の先生達と考えた。

荒瀬は、教育委員会に移動。

そこで、16人の委員の一人として、
これまでの課題に取り組み、
「探究心」「専門性」を大切に、
それが、後の「探求科」の新設に繋がった。

そんな、荒瀬が心がけていること。
「今までの事を否定しない」、
今までの堀川も、
今の堀川も変わっていない、
新たに学科が増えただけ。
と、断言する。

今までも、これからも、
堀川の全員の努力が、
大切と荒瀬は、思うのである。

2007年高校生による、
「高校の環境サミット」が、
堀川高校がホストとなって、
まとめ上げていくこととなった。

 高校生には、少し荷が重いかもしれない。
しかし、ちょっぴり背伸びさせよう、
 いい経験になるに違いない、
そう、荒瀬は考えた。

 リーダーに選ばれた女子高生は、
暗中模索ながら、とにかく行動を起こす。

 旨くいかないことも、いく事も、
いずれも経験する。

 それらを、解決し、
会議を方向づけるのは、
生徒自らの手に委ねる。

 荒川たちは、そっと見守り、
生徒を信じ、請われれば、
アドバイスをする。

 やるのは、あくまでも生徒自身、
それを貫いた。

 リーダーの女子高生が、
最後までこだわった、
文言は受け入れられなかったが、
 それも、現実として、
真摯に受け止める。

これも、大事な一つの社会勉強。

 もがき、苦しんだ結果、
なんとか共同宣言を採択し、
「環境サミット」は、閉幕した。

校長・荒瀬は、「黒子」に徹した。



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