ボクらの時代 湊 かなえ×万城目 学×有川 浩

時代をしっかりととらえた作家3人がフジTV「ボクらの時代」に登場した。何と3人合わせて860万部を売り上げる人気作家である。3人の共通点は、関西にある。

湊 かなえ・・広島県出身、2008年デビュー作「告白」がいりなり300万部の大ヒットとなった。最新作「花の館」もふくめコンスタントに話題作を出している

万城目 学・・2006年「鴨川ホルモー」以後、ほぼ出す作品がベツトセラーの上位にランクインしている。5月28日に映画化された「プリンセス・トヨトミ」が5月28日に公開される。

有川 浩・・高知出身、2004年「塩の街」でデビューし、毎年3冊のハイペースで多くのベストセラーをだし、「フリーター、家を買う」はドラマかされ、「阪急電車」は映画化され公開中

湊と有川の出会いは、湊が作家との対談の企画で、友達のいない湊が心のライバルと思っていた夏川を指名したことで始まった。当時講師をしていた時期に高校生から読んだ方がいいと手渡された本が、夏川の作品だった。そんな作家と会うという自慢が出来ると考えた。

有川は、湊にたいして「告白」を読み、よくこんなおどろおどろしものを可笑しく書けるものだと感心していた。二人は、同じ兵庫県にすみ対談後親交を深めてきた。ホラーの好きな有川は、万城目にラブコールをおくっていたがなかなか対面できずにいた。万城目は、あらすじを書くのが面倒だが全部自分で書いているという。

なんで作家に?
3人共サラリーマンの経験あり。有川は、小さい頃からものを書くのが好きで、学生時代の投稿し最終審査に残るがそこで終わっていた。結婚し、時間が出来書き始め、作家になるのを断念しようと思ったが、旦那が自分の作品を読み「絶対プロになれる」と行ってくれた一言が後押しとなったという。そして、何年後かに実現した。

万城目は、21,2才の頃まで文章を書こうとは思わなかった。書き始めたころは楽しかった。大学をやめ会社つとめをし、やめて無職の期間が2年、ひきこもりをしていた。

湊は、書くということとは無縁だった。30才で結婚し、時間だでき趣味にビーズをやっていたが材料費がかさみ、ふと目をやるとPCがあり、何か書けばいいかと始めた。シナリオライターで少し仕事が出来るようになったが、東京住いでないとシナリオの直し画すぐに間に合わないといわれ、小説なら田舎でもかけると書き始めた。

一年で何冊かける?
湊と有川は、3冊ぐらい。約4カ月に一冊。短編なら3日あったらかけるという二人。二人に比べ、万城目は筆が遅い。

書いている時のいつが楽しい?
万城目は、アイディアが生まれた時は楽しいが、書き始めると楽しくなくなる。しかし、完成したら楽しくなる。湊は、「きたー」という瞬間を感じる時があり、完成した時が楽しいようだ。有川は、こどものころから書くことは「遊び」だったのでそれほど苦にならない。大抵は、楽しいとちょっとスタンスが違う。

有川 浩原作「阪急電車」が映画化され「阪急電車 片道15分の奇跡」が公開中である。関西人である私は、山沿いを走る阪急電車がステータスな私鉄電車だというのはわかる。湊は、海沿いの阪神電車沿線でくらし、万城目は、南海電車とともに大きくなった。あの映画は、阪急電車だから成立したと、万城目は語る。

原作が映画化され改心したこと?
万城目は、「鴨川ホルモー」で単なる2,3人という人たちも光があたるように書いておけば良かったかなあと感じた。映像になると原作より「えげつなくなる」場合があるとする有川。原作は、読者の想像の世界があるが、映像は提供された情報に影響を受けやすいという。

有川原作の「阪急電車 片道15分の奇跡」は、沖縄国際映画祭でグランプリを取り、その入場料と賞金をスタッフが東日本大震災に寄付してくれたのが、夏川には大変うれしかったこと。

阪神淡路大震災を経験した作家。湊は、災害が起こった当座は、本を書くことなんて人を救助出来るわけじゃなく、何の手助けも出来ないと思うが、すこし落ち着いてくると本もやくだつようになってくると考える。

有川は、不謹慎かもしれないが書くことで誰も救えないと思った。東日本大震災後に仕事の依頼をうけた万城目は、書く内容に迷ったが面白いことを書いたら、それが素直につたわり「おもしろかった」と反応があったことを喜んだ。

関西人には、心の中に観客を持っていると話す有川。乗りがいいという意味だろう。湊は、自分に共感してくれる人がいるのがうれしいという。

ものを書くことがすぐに人を救うかどうかは、やはり人命救助が一段落してからだろうが、必ず心の支えになるものだ。私も、今回の東日本大震災に際し、今読ンではという本をTVで紹介され、武田早雲の「絆」とフランスの絵本「まってる」と有川 浩の「県庁おもてなし課」を読み、本の存在がこころに励ましと癒しを与えると思えた。

ネット社会で情報が瞬時に集まり、世界の論文もいつでも読めるが、アナログの本を読むことの大切さを忘れてはいけないと思う。3人の作家が、普段着トークを聞かせてくれた楽しい30分だった。

追記・・2013/6/11 有川さんの出身地を神戸としておりましたが、正しくは、高知出身でした。誤りのご指摘コメントを頂戴し感謝いたしております。お詫びするとともに、訂正させていただきました。

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