見えない心によりそって 自閉症支援者・服巻(はらまき)智子

自閉症の子供を支援する、
一人の女性が、
日々子供たちに真剣に向う、
姿をカメラは追っていた。

NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」に、
自閉症支援者・服巻(はらまき)智子が、
登場した。

服巻(はらまき)は、
九州・佐賀を拠点として、
NPO法人「それいゆ」を立ち上げて、
活動を続けている。

 自閉症の子ども達といっても、
一人、一人、違う。

自閉症の子ども達は、
他人の表情を読み取る事が苦手である。

そのことが、ストレスとなり、
いろんな行動にあらわれるようだ。

服巻(はらまき)は、
子ども達をとにかく、信じている、
それも、強く。

そして、服巻(はらまき)は、
辛抱強く、
子ども達の変化を待つ。

「人は、必ず成長する」、
そう、服巻は強く信念として、
持っている。

決して、服巻は諦めない。

コミュニケーションの方法を教える、
子ども達と話しながら、
絵と言葉を使い、
わかりやすく伝える。

「フォトグラフィックメモリー」、
アメリカで開発された手法である。

子ども達をほめてやる、
自信に繋げるために。

服巻(はらまき)は、
子ども達との間に、
一つのルールを、
持っている。

「約束」

服巻と子ども達との間の約束。
それを、いつも互いに確認しあう。

約束を破った時に、
こどもを責めるのではなく、
こう「約束」したねと。

ボードに書いて確認し、
約束を守ろうよと、
暖かく見つめる。

「まっすぐな心を信じる」、
服巻の、
こだわりに通じる。

自閉症の子ども達は、
みんなガラス細工のような、
繊細な神経の持ち主である。

服巻が、この道に進むきっかけは、
大学の一年生のとき、
自閉症の子供の家庭教師をしたのがきっかけ。

親子が、悩みから逃れられず、
死を選ぼうとしたのを、
目の当たりにしてからである。

卒業後、自閉症の子ども達のいる、
施設で働く。

さらなる、自閉症の研究のために、
32歳でアメリカに渡り、
新たな手法を勉強し、
帰国し、現場で活用することとなる。

40歳で養護学校を退職、
NPO法人を立ち上げ、
自ら、自閉症児に立ち向かう、
毎日を送ることになる。

ある時、自閉症児を持つ親から、
服巻は、
「先生は怖い」と、
言われた。

その親は、こどものことと、
自分の親の面倒で、
憔悴しきっていた。

服巻は、プロとして相手のニーズに、
応えられていなかったと、
気づいたのである。

その事は、しかたがないと、
思った。

自閉症児の多様性を受け入れる、
大切なことである。

服巻にとって、
毎年の夏合宿は一大イベントである。

今回は特に、中学の田中君が、
学校でみんなの前で、
自分が自閉症であると、
発表すると言い出した。

同じ合宿に参加している、
小学生と何度も衝突をする。

子ども達は、衝動を抑える事は出来ない。
でも、こころの中で精一杯がんばっている。

再度、田中君、母親と、
3者面談をし、
みんなの前で、発表する事を確認。

9月7日、242人の友達の前で、
服巻が、田中くんの自閉症について、
説明をした。

その後、田中君が、
なかなか喋りだせないでいたが、
意を決して、「よろしくお願いします」と、
言い切った。

「その日は必ずくる」
服巻(はらまき)の言葉。

自ら決め、自ら踏み出した、
大きな一歩であった。


























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