ボクらの時代 斉藤和義×立川談春×千原ジュニア

何故、この3人なの?とその接点を見極めかねた。その理由は、後ほど。44才の落語家とシンガーソングライター、37才のお笑い芸人、何とも興味深い組み合わせ。今日のフジTV「ボクらの時代」で、話の絶妙なアンサンブルを経験した。

斉藤和義・・シンガーソングライター、いいたいことをストレートに表現することで若者の共感をえている。
立川談春・・16才で立川談志に弟子入り、今講演のチケットが最も取りにくい落語家
千原ジュニア・・兄せいじと、千原兄弟として活躍する一方、ピンでも大活躍

今回の3人の組み合わせは、談春から斉藤へと話がいき、斉藤のリクエストでジュニアが呼ばれた。談春と斉藤は、一緒にライブ経験があり、斉藤は、以前からジュニアのファンだった。

談春の落語家スタートは、16才の時。高2の時、学校をやめてから。ジュニアは、高1のしかも1が月か2カ月でやめて、吉本のNSCにはいった。

何故落語をめざした?
談春は、もともとおしゃべりが好きだった。が、なりたかったのは競艇選手。しかし、身長制限より、2㎝たかかったのでなれず、世は漫才ブームだったが、落語に興味をもち、たまたま聞いた談志の「芝浜」に魅了され、だめもとで弟子入り志願し受け入れられ、その後地獄の修行生活を送った。

談春は、両親の教育方針で男は、腕一本で飯が食えるようになれといわれ、中学生ぐらいからいつ自立するのかを考えていた。大学にいこうなんて考えもしなかった。

ジュニアは、母親が皆と一緒に主義でそれへの反発を子どの頃から感じていた。皆と同じことをするのが嫌で、当時はやっていたキンニクマンや野球カードなんかいやだった。斉藤も、10代でミュージシャンを目指した。初めてはまったものがギターだった。

最近落語が人気のようで、落語家を目指す若者が増えている。ジュニアは、スタートとして落語を選ぶのは正解だと考えている。吉本の東西にあるNSCに毎年それぞれ1000人、入校してくるという。なんでそんなメジャーなところをめざしてくるのか、それ自体に疑問を感じている。

斉藤は、譜面が読めない。でも曲は作れるし、台所でお母さんが歌う鼻歌もりっぱな作曲であり、音楽は誰にでも出来ると話す。音楽学校を目指す人って、プロになれないと考えている。決められたレールの上を歩くことに違和感を感じている。

お笑い芸人の世界には、師匠というものがほとんどない。落語の世界はあるが、談春は、師匠とは親子ほどの年齢差で、人生勉強をさせられた。お笑い芸人の世界は、先輩との関係で年齢差があまりない。それに興味をもった。

ジュニアと松本人志との接点は、板尾を介してである。板尾に可愛がられていたジュニア。松本が東京でブレイクし、番組に呼ばれた板尾。松本は、板尾が可愛がっているジュニアの存在をいっていて、後にジュニアが東京にでるようになり出会いがあった。

落語家は、師匠に骨を埋めるが、お笑い芸人はそれはないというジュニア。松本霊園にははいらず、ジュニア霊園にはいるという。

ジュニアは、松本との関係である時期から距離を置くようになった。それは、松本から、「お前は、俺からはなれたほうがええ」と一言言われた。自分の影響を受けすぎるのがジュニアにとってマイナスと松本が考えたから。松本が、ジュニアの才能を認めたからの発言だろう。今では、プライベートでの接触は一切ないという。

最近、落語家でも自分の言葉で喋りたいというが、落語は形式芸でそれが出来ずに自分語りは出来ない打倒というのが、談春の考え方。

東日本大震災で思うこと。

ジュニアは、落語家は落語がある、ミュージシャンには音楽がある。しかし、自分には何もないと感じた。芸のない自分をしったという。落語家になりと思った。

芸がないというジュニアに対し、斉藤は、ジュニアの話芸の素晴らしさを認める。話芸について、ジュニアは、自分が見聞きした場面をそのままに想像してもらえないと、聞いている人に受けないという。それには、子供のころからの訓練がもとにある。

4才違いの兄に学校での出来事を話すが、要領よく喋らないジュニアの話を兄せいじは、聞いてくれなかった。それで、ジュニアは、話を整理しておいて、兄に話すようになった。シチュエーションを伝える難しさは、立川も承知している。

すべるトークは、優しくないというジュニア。時代の空気を感じて言葉にしないと受けない。ジュニアの突っ込みで受けていた「死ね」という言葉が、PCの出現で変換されるとリアル感がありすぎて「優しくない」から受けない。今は、「荼毘にふす」を使っている。リアルさが弱まるからいいようだ。

斉藤は、今週一ぐらいでU-STREAMでライブをやっている。今、大震災後出来ることは何かと考えやりだした。自分のもつ歌の意味が変わってきたことを感じている。ただ、ひたすらに聞く人が馴染んでくれればいいと願っている。

談春もライブをやっている。週一回、一時間半一人で喋っている。ジュニアも兄と一緒に、月一回テーマなく2時間ほど喋っている。それをもう、10年ぐらい続けている。

ジュニアは、現在37才。40才のバースディにライブをやることを決めていて、内容は一切決まってないがチケットは先行発売しており、売れた枚数によって会場のキャパを決めよという程度のゆるさである。ただ、バースディなので、バースディソングを誰かに歌ってもらいたいと願っている。

今回の出会いをきっかけに斉藤和義が歌うことになった。

落語家、シンガーソングライター、お笑い芸人という関係からくりだされたトークは、ことのほか面白い展開をし、奥の深い話へと発展していった。3人共に、自分に厳しく、認めるべき相手は、年令、ジャンルに関係なく認める、奥行きの広さをもている。懸命に生きている人間どおしの話は、いつも聞いていて心地よい。今朝もまさしくそうだった。



この記事へのコメント

通りすがり
2011年05月10日 00:48
はじめまして。
私も見ていましたが、とてもよい番組でしたね。
余計なお世話ですが、談春さんの「立川」は名字ではなく亭号なので、「立川」でなく「談春」と書くのが正確ですよ(歌舞伎の「中村」なども同様ですね)。
シニアブロガー
2011年05月10日 17:59
通りすがりさん
ご指摘の通りだと思いました。行き届かない点を教えていただき感謝いたしております。今後ともよろしくお願いします。
斉藤のファン
2011年05月14日 18:54
名古屋では、この番組放送してないんですよ。
内容を簡潔にまとめてくれて、あいがとうございます。
なんか面白そうな番組ですが、名古屋でも放送して欲しい!
massy
2012年03月25日 07:36
お邪魔します。
斉藤和義さんのお名前が、井上和義さんになってますよ。
シニアブロガー
2012年03月25日 09:52
massyさん、ご指摘有難うございました。訂正しておきました。これからも宜しくお願いします。

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