ボクらの時代 蒼井優×種田陽平×李相日

5年前映画「フラガール」でともに仕事をした3人の仲間たち、女優・蒼井優、美術監督・種田陽平、映画監督・李相日がフジTV「ボクらの時代」に出演し、仕事、恋愛、結婚など楽しく語り合う。

女優・蒼井優は、2006年映画「フラガール」で主演し、賞を総なめ、一躍時代をせおう女優として注目を浴びる。映画以外に、ドラマや舞台へと活躍の場をひろげている。
美術監督・種田陽平は、美術監督として多くの映画でアーティストの立場で活躍する。岩井俊二監督の「スワローテール」やタランティーノ監督作品「キルギル」で美術監督をつとめた。
映画監督李相日は、「フラガール」で多くの賞をとり、映画「悪人」でも数々の賞を獲得した。俳優をとことんまで追い込む監督として、語り継がれる。

4年前に、「フラガール」で日本アカデミー賞にノミネートされたあと、食事をしていらいの3人。賞を取れなくても原稿だけはかいておこうと話した。結果は、賞を総なめにした。

映画「フラガール」の時は、蒼井優が20才ぐらいのころと振り返る。今は、20代の後半に突入。その頃の蒼井トと今では、声が変わったと、種田の意見に「声変わり」したと認める蒼井。

李監督の映画は、セットの少ない現場だと種田がいう。どうやら李は、地方が好きらしい。「フラガール」は、福島ロケ、「悪人」は、九州ロケ。それぞれの現場が長い。

その理由を李は、東宝の撮影現場もいいんだが、広がりがほしくなり、地方に行きたくなると話す。「フラガール」で福島で撮影をした時、出演者に福島を離れないように誓約書を書かせたと蒼井が暴露する。

李の厳しさを種田が証言する。「フラガール」の時、練習がきつくオフの日はみんなくたくただったそうだ。それを蒼井がくわえて話す。撮影するか、稽古するかの日々だったと、李の追い込み方を披露する。蒼井は、仕事があるからと東京に帰ったこともあった。

蒼井が福島ロケで撮影のない時、ホテルの通路をぼろぼろになりながら歩いているのを種田は目撃している。よほど、ハードだったんだろう。失踪したくてしょうがなかったという蒼井。こんない大変だとは思わなかったらしい。それを聞いて、李監督は、映画「悪人」に出た妻夫木も大変だといっていたと、自ら認めた。

そんなつらい経験もした蒼井だが結果は、日本アカデミー賞で最優秀女優賞を受賞した。しかし、本人は取れると思ってなくて、どう周りに配慮していいかわからず、受賞の時の挨拶で「こんなこともあるんだ」と言ってしまった。本人的には、20年も育ててくれた母に感謝という内容もいえたのにと、予定外のスピーチとなったと弁明する。

「フラガール」の映画をみた家族の感想は?
蒼井の父が見て、蒼井がセンターで踊っているのに感心したらしい。蒼井は、2才からクラシックバレーを習っていたが、うまくもなくへたでもなく、後ろで踊るタイプだった。それが、映画ではセンターで踊っていると、父が驚いたのである。

フラガールから4年たち、また3人でやるのなら早く言ってほしいと種田も蒼井も李監督にいう。心の準備がいるということでしょうか。しかし、蒼井は仕事が3年さきまでつまっているのでしばらくは、実現しそうにありません。ただ、どうせやるんだったら、今までと全然ちがうものと李はいう。どうちがうものを考えているのでしょうか?

蒼井は、次やるのなら「都会のおんな」をやってみたいという。今まで「ジャージ」と「方言」がつきものだったから。それは、蒼井に時代のかおり、昭和の匂いを感じさせるものがあるからだと、李はいう。李の映画は、方言を使うものが多い。都会の女=桃井かおりの世界はどうと、冗談まじりに蒼井にいう。

蒼井の恋愛、結婚感はどうなんだろう、二人の男たちがきく。私にきいてもしょうがないと、そっけない蒼井。種田はずっとまえに結婚した。李の結婚話を暴露する蒼井。「結婚してもいいけど、仕事はしないよ」と相手の女性にいったお、ひどい人ですと、李のことを語る。

結婚して10年ぐらいたつ李監督。下済み時代に結婚したようです。李の奥さんはとっても素敵なひとだと、蒼井が証言する。映画作りを目指していた李。助監督時代もあまり働いていなかったと、種田がいう。監督の横で、じっとみていただけだったという。

その反動か、今は随分働いていると、李が弁明する。

蒼井の結婚相手について李からの質問。
「お金はないが夢はある」という男はどう?と蒼井に投げかける。蒼井は、即座に「私は、現実的。夢よりお金」。ただ、相手が年下だったらわからないという。

結婚する意味がわからないという蒼井。子供のころから、何故か23才で結婚すると思っていた。23才をこえてから結婚する意味がわからなくなった。理想の結婚年齢をこえ興味がなくなったようです。

種田も、30才を結婚年齢と思っていたが、それを過ぎると自覚がなくなり、40でも50でもよくなると話す。今の蒼井にとっては、結婚願望がわかないらしく、当分は仕事一筋なんでしょうかね?

結婚先輩の李監督のアドバイス。「今しなくていい。気付いたら結婚していたなんていうのがいい」。それに対し蒼井は、誰かがしきってくれないと結婚にふみだせないという。そんな余裕がないと、種田がフォローする。

蒼井は、最新作の映画「洋菓子コアンドル」に主演している。恋人をおって鹿児島から東京にでてきた女性が主人公。撮影現場が、李監督の「悪人」と近い時があった。李は「餃子屋」で撮影していた。李組のスタッフだった人が蒼井の映画の現場にもいた。

「かき氷」に大いなるこだわりを持つ蒼井。それが今回の映画「洋菓子店コアンドル」と関係すると、李が質問した。李がかき氷についてのエピソードを語る。蒼井は、山の中までいって「かき氷」をたべるらしい。蒼井の友人に言わせると、「かき氷」はスイーツにはいらないといわれ、気に食わない。

「かき氷」は、実に奥が深いと訴える蒼井である。かき氷の世界が蒼井にとって一番幸せな世界なのである。

映画の世界からドラマ、舞台と活躍の場を広げる蒼井優。舞台での苦い経験を話す。初舞台の初日の批評が蒼井にとってきびしいものだった。お金を払って見にくるひとをがっかりさせた。お客さんにも仕分けないと思った。そんな時、演出家の蜷川に「有名な女優さんでも、あの人の演技は嫌いという人はいる」と言われ、周りのひとのことをかんがえるようになり、自分の一所懸命さを見てもらおうと、考えを切り替えた。

舞台は、一旦始まると演出がない。役者の責任となる。厳しい世界だと、種田は理解をしめす。

映画とドラマはどう違う?
蒼井は、ドラマは終わる時間がきまっている。放送日がきまっているから、スピード感が違うという。いい作品を作るということ以外に、時間との闘いがある。だから現場を円滑に回すことが大事だと蒼井は考える。

野生児、集中型と蒼井と李をとらえる種田。もう少しペース配分を考えるようにとアドバイスをおくる。それは、感じている蒼井だが、最初の2カ月で突っ走るから疲れてしまうのだという。

撮影が終わると蒼井は、表にでる人間ではないと、この仕事に向いていないと思うが、撮影にはいると仕事モードに切り替わる。ドラマが終わり3週間の休みをとった蒼井。だが、徐々に休みも退屈となり、現場で人とかかわっているのが恋しくなってくるという。

今の芝居が終わったら映画の撮影が始まる蒼井。仕事しすぎだよと、種田にいわれる。蒼井の仕事へのスタンスは?この世界に執着はなく、子供のころからエンターテーメントに興味がなかったという。オーデションで東京に行くといえば両親がお金をだしてくれる。そんな思いから事務所に入った。

将来は映画監督と桃井をひきあいにだして李がいう。蒼井は、面倒くさい女優になっているとおほめの評価。蒼井は、作り手の発言をすると種田がいう。作品を考えて語れるひとがいいと、李が付け加える。

いろんな役者がいる、そう感じている蒼井。

大河ドラマ「龍馬伝」の時の存在感のある女を演じているのをみて以来、記憶に残る女優だと蒼井をみるようになった。一つの作品をつくりあげるのに、いかに多くの人が関わり合い、共に作り上げているか、それが大変な仕事であるが、完成した時の喜びもまた格別なんだろう。

自分の人生に真摯に向き合う3人。今後の活躍に期待しましょう!

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