春を告げる奈良・東大寺二月堂の「お水とり」

3月12日は、春を告げる奈良・東大寺二月堂の「お水とり」の本番で、
二月堂の廊下を赤々と燃え盛る籠松明(かごたいまつ)を持って駆け抜け、
松明から落ちる火の子を体に受けると無病息災いわれ、多くの人々が見物に訪れる。

昨日、TVのニュースを見て、東大寺二月堂の「お水とり」が映し出され、
ああ、いよいよ春本番が近くなってきたと感じる。

「お水とり」として一般的に知られているが、
本来は、「東大寺二月堂修二会(しゅにえ)」という。
3月12日の「お水とり」の本番です。

「お水とり」」に関連して興味深い記述を一つ紹介します。
松岡正剛さんと茂木健一郎さんの対談をまとめた著書「脳と日本人」の中で、
松岡さんが、次のように書いています。

お水とりはわれわれの内なるアーキタイプを突き動かす仕組みでできているんです。ちょっと余談になりますが、火を灯す薪をつくるため木を伐採すること、そして薪を使うことをもともと「囃す」、というんですね。今、「お囃子」は、チンチキ、コンコン、カンカン、シャンシャンなんですけど、実は、や葉から切り出してくることが「お囃子」んです。だから、「お囃子」は、必ず火をともすことによって意味を持つ。そのため同時に、火祭り、送り火、迎え火、そして「お水とり」とかにもなってくるんです。

そこには「反対の一致」という原理が動いている。つまり、火が出るときには、必ず若木という命の再生の水を汲むのです。お水とりは、午前3時ぐらいに若狭井から汲む。ここに「火」と「水」がつねに帯同している。
・・「脳と日本人」本文より引用

「アーキタイプ」とは、元形、普遍性、象徴性を備えた無意識的な心像と訳される。

暑さ寒さも彼岸までといわれ、
「お水とり」が終わり、春の彼岸を終えると、
本格的な春を迎え、桜の便りが聞かれるようになる。

今年の春の彼岸は、3月18日(木)から24日(水)の一週間です。

昨日のTVでのニュースで、高知県でいち早く桜の開花宣言があったという。
もう南国高知は、一足早く春を迎えている。

ここ須磨でも桜の蕾が膨らみを見せ始め、
例年だと、月末から4月の始めに開花宣言が出ます。

こうやって日本の季節の到来を告げる伝統行事にも、
それぞれ意味があり、それに触れるとまた身近に感じられる。

桜のシーズンには、ここ須磨寺に桜を求めて大勢の人が訪れます。
もう、春はそこまで来ている。

ウエザーマップ「さくら開花予想2010」によると、
神戸は、3月21(日)春分の日となっている。

いずれにしても、もうすぐです。
須磨寺公園の桜も、今や遅しと咲くスタンバイに入っている。






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