いかなご漁が、今日から解禁

阪神間の春の訪れを告げる「いかなご漁」が、今日から解禁となった。
今年は、不漁だった去年より安値がつき、
やや小さめだが、質のいい新子があがったと、新聞で報じられていた。

また、今年も「いかなご」を炊く醤油のにおいが、
ご近所のあちこちから匂ってきて、
もうそんな季節になったのかと感じる。

季節の風物詩として阪神間ではすっかり定着しているいかなご。
我が家では、ある事情があって「いかなご」をたかない、
いや焚けないのである。

我が家は、緑茶を売る専門店として、
店舗付き住宅で営んでいる。

なにしろ狭い家なので、台所でいかなごをたくと、
醤油の匂いが家じゅうに充満し、
店にまで匂いが押し寄せてくる。

肝心の緑茶の香りが台無しになるという理由で、
父の代から我が家では、いかなごはたけないのである。

それで、毎年近所にあるお店に予約し、
「いかなごの釘煮」を配達してもらう。

そこのお店のが、本当に具合よくたきあがっているので、
毎年送りものに使うのだが、みなさんに喜んでいただいている。

普段、ご無沙汰をしている罪滅ぼしに、
親戚や知人に季節の便りを届けるのです。

いかなごが届くと、互いの近況を話し合い、
元気でいることを確かめうることが出来る。

いかなごの味付けも、その家秘伝があり、
よくご近所からおすそわけをいただくが、
本当に見事なぐらい全部味が違う。

レシピは、そんに変わらないはずだが、
料理はやはり人がするもの、
味が違って当たり前、それがまた楽しみである。

本格的にいかなごが出回ると、
須磨寺前商店街にもほのかな醤油の匂いが漂う。
道行く人が「いかなごの匂いや」と言いながら歩く。

連綿とつづく季節の風物詩、今年もその季節を迎えることが出来た。
暖かい炊きたてのご飯に載せて食べたり、
ビールのともにしたりと大活躍する。

梅の花が見ごろを迎え、いかなごが解禁になり、
次は、桜だよりをまつばかり。

季節は、移ろいやすく、
春に向かってまっしぐら。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック