音楽について 小林秀雄

新潮12月号の特典付録に、小林秀雄の講演CD「響き」が付いており、
久し振りに小林の肉声を聴いた。そうしたら、別の講演CDがほしくなり、
本では読んでいた「信じることと考えること」と、
「音楽について」を早速購入し聴いてみる。

信じることと考えること」を改めて聴き、
特に柳田国男についての話と、
質疑応答に大変感銘をうける。

文字として記憶していた内容を、
小林の肉体を通して発せられる声を、
ダイレクトに受け、より印象深い感覚を持つ。

自分のいったことには、責任を持つという、
小林のスタンスが、全面に伝わる内容である。

考えるということは、自分が交わること、
考えるとは、つきあうこと。・・小林秀雄

同時、購入した「音楽について」は、
弦楽中心のCDと交響曲中心のCDの2枚からなっており、
選曲も素晴らしく、小林の解説の切り口もずばずばと、
核心にせまっており、楽しく聴くことが出来た。

音楽というものは、これは歴史をしょった、実に難解な一つの意味なんだよ。
音ではないんだよ、絶対に、意味なんだよ。ミーニングなんだよ。

そんなものを聴き分けるか聴きわけないか、
その人の教養にかかわることじゃないですか。

その人の歴史的教養にかかわることで、
ほかには何もかかわることはないです。・・「音楽について」小林秀雄より

この部分が私に深く入り込んできた。

「音楽について」は、音源がSPからとられ、
録音状態が必ずしも良いいとはいえないけれど、
十分にSPレコードの優しさを感じることが出来た。

楽曲だけを聴いても心癒されます。
秋の夜長の楽しみがまた一つ増える。


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  • 古今亭志ん生と、小林秀雄と

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