正解のない問題

「いかに生きるべきか」という、
根元的なテーマに迫る、
茂木健一郎さんの音声ファイルを聞くことにした。

脳が直面する問題には、
正解のあるものと、ないものがあると、
茂木さんが話している。

テストで結果が出る問題は、「正解のある問題」といえる。
反対に「正解のない問題」「正解の出にくい問題」とは、
例えば、国語、歴史など解釈がまちまちなもの。

人生も正解の出しにくい問題だし、
「正解のない問題」ともいえる。

だから、簡単に結論付けず、
諦めなければ、その多くは通過点だとわかる。
いろいろと挑戦してみなければ、
何が正解かはわからない。

人を思いやる気持ちをどう育むか?
総合的な学習が欠かせないと茂木さんはいう。

尊厳というのがキーワードとして語られる。
簡単に人を批評したり、
考えずに思いつくまま言葉を発してしまう人は、
人にたいする尊厳という意識が足りないひとだという。

「無意識の垂れ流し」という茂木さんの表現は、
言いえて妙である。

学問を高め、実体験を多く経験する、
体でその感覚を身に付ける、
そういうことが大切なんだという。

人と接するときもこれが正解というものは、
まず見当たらない。

いろんな人と関わりあえばあるほど、
他人ほど千差万別な存在はないと知らされる。

表情を見て読み取れる人の心もあるが、
ポーカーフェースと呼ばれる、
「顔で笑って心で泣く」、
そんな状況をおしはかるには、
総合的な学習が不可欠だと、茂木さんはいう。

総合的な学習度の高い人は、
多くの人の尊敬を集める。

まず、一旦人を引き受ける容量が大きくなると思う。
いろんな引出しをもつことで、
他人を理解できる幅が違ってくる。

孔子の話がされていたが、
孔子の話は自分自身が書いたものではなく、
後年、弟子たちをはじめとして、
まとめられたものを孔子の言葉として、
我々は認識している。

それだけ、
孔子というひとが忘れ難い存在であったと、
いうことなんだと茂木さんがいう。

学問の成果というより、
孔子、本人の人格への評価なのだろう。
学問の究極の目的は、
人格の陶冶だという。

生の体験を工夫することで、
得られるものは多い。

それでも、生きるということに、
正解はないでしょう。

だから、みんな悪戦苦闘し、
人生と対峙しているのではないでしょうか。

脳は、オープンエンド、
生涯学習ですね!



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