気負わず、おごらず、立ち止まらず 映画監督・演出家・堤 幸彦

監督デビーが40代という、
遅咲きの監督、
しかし、その手法たるや斬新で、
今、日本で一番忙しいといわる男が、
映画、仕事への思いを語る。

NHKプロフェッショナル「仕事の流儀」に、
映画監督であり、演出家の堤 幸彦が登場した。

その風貌は、52歳にて金髪、
子供のころ思いっきり髪の毛を伸ばせなかったから、
その反動と、笑いながら本人がいう。

堤は、TV出身でなおかつ音楽のビデオなどの制作にも、
携わっていたので、今までの映画の作りとは違い、
斬新な手法を使う。

顕著なのは、個々の役者への演技については、
撮影前に細かく指示するが、
いざ撮影となると、別に設けてある特設ブースから、
マイクを通して現場に、指示を送る。

狙いとすることは、一度に全員に伝えられるからと、
合理的な考えを示す。

堤のもう一つの特徴は、
効果音の使い方、
TVとか音楽ビデオの手法をとりいれた、
スピード感あり、不自然な組み合わせをあえてやる。

堤の一つの流儀、
「ジタバタし続ける」、
あくまでも映画の完成度をたかめるため、
OK後も、自問自答を繰り返す。

堤の映画の対象は、実に範囲が広く、
コミックものからシリアスなものまで。

堤は、TVのアシスタントディレクター時代、
「電信柱」と揶揄されるぐらい、
仕事のできないやつと烙印を押された。

いやいや仕事をやっていた時代。
音楽ビデオの仕事もやった。

転機となったのは、
素人参加番組のデレクターの依頼を受けてから。

気乗りはしなかったが、とにかくやってみることに。
そこで出会った、カラオケ番組をみるお年寄りの笑顔。

「楽しんでいる」という、
状況の素晴らしさに気づきをえてから、
仕事にたいする堤の基本姿勢、
「人を楽しませるものをつくる」が、生れた。

堤が味わった挫折感が、
いつか自分を怒った人と、
対等になってやろうに進化していった。

やがてTVの連ドラを担当し、
大ヒットを飛ばし、
名をはせることになる。

今回、堤は日本を代表する吉永小百合と、
タッグをくみ大作にいどんでいる。

あくまで、吉永の映画への真摯な姿勢を尊重し、
多くの指示を出さないが、
ここは、映画のなかで重要なポイントと思われるところでは、
相手を尊重ながらも、自分の意見をしっかりと伝える。
吉永も快く受け入れ、理解をしめした。

そうやって撮ったカットも、
堤は常に「それでよかったのか」と、
一人考える。

堤が常に心に留める、
「人を楽しませるものを作る」、
そこに行きつくのである。

堤の目線は、映画をみる観客目線。
どう見る人に映り、感じられるかを、
大切にしている。

堤 幸彦、52歳、
60までが勝負と思い、
自ら賞味期限をあと8年という。

ある意味の「タイムプレッシャー」をかける。

「映画作りに、正解はない」、
その思いを堤は、
常に脳裏に刻み込んで、
映画と対峙し続ける。

プロフェッショナルとはの堤の言葉、
どんな逆境でも楽しむ、
楽しめる、
それを聞いて、
私は、イベントを控えてのモヤモヤ感が、
一瞬だが晴れていくのを、体感した。

何だかまた、気持新たに頑張れそうだ。





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この記事へのコメント

mohariza
2008年05月15日 00:15
「どんな逆境でも楽しむ、楽しめる、」…
それが、<心の余裕>(:人間の巾<はば>)かも知れません。
だらだら生きるのでなく、<人生に一つの区切る>のも、一人の人間の生き方として、一つの「道」とも思います。

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