ウエィクアップ・コ-ル

ウエクアップ・コ-ル、
宇宙船の中で、目覚めの時に音楽が流れる。
NASAから送られた音楽、
時には宇宙飛行士のリクエストも含まれる。

昨晩のNHKスペッシャル、
「宇宙飛行士知られざるドラマ」として、
宇宙飛行士たちの、知られざる素顔、
その後に見た事実、身に降りかかった事故を、
宇宙飛行士の目線でおった。

最初に紹介されたウエクアップ・コ-ルの曲は、
「Back to the saddle again」、というウエスタンで、
慣れ親しんだ場所に戻るという意味をもつらしい。

しかし、この宇宙飛行士(フランク・アルバートソン)は衝撃的な場面をみることになる。
2001年9月11日のニューヨーク多発テロを、
宇宙船から見ることになったのである。

フランク・アルバートソンが、
通常の連絡を入れるた時、
ニューヨーク多発テロが起きたことをNASAから知らされ、
宇宙船の飛行ルートを調べビデオをとることにした。

宇宙からも、はっきりとニューヨーク上空に、
煙が上がっているのが確認できた。

何が起こったんだ、どうなっているんだ、
宇宙飛行士には、なすすべもなかった。

その時、自分の無力感と、孤独感を宇宙で感じたという。
しかも、その時の宇宙飛行士の同級生は、
ペンタゴンに突入した飛行機のクルーで、
犠牲者となった。

アフガニスタンへの空爆が開始されても、
自分は闘いに参加できない。

予定通りのスケジュールを、
宇宙船には課せられている。

宇宙飛行士は自分がなんの一部かを考える。
宇宙が抱いている奥深さ、
地球がどれだけ貴重な存在かを知る事となった。

3ヵ月後、家族からのウエクアップ・コ-ルの曲は、
当時ニューヨークで流行っていた「Let there pease on earth]
平和を願う歌である。

1972年月面着陸の時に、初めてウエクアップ・コ-ルが始まり、
その時の曲が「ロッキー」のテーマだった。
カーペンターズの歌う、We've only Just Begun。
それ以来、1000曲にのぼるという。

1999年の宇宙飛行の時は、スターウォーズのテーマ、
飛行士からのリクエスト、ナンバーワンだそうだ。

そして忘れてならないのは、
2003年の宇宙船コロンビア炎上という悲惨な事故。
ケネディ宇宙センター着陸の15分前だった。

コロンビアに一人のイスラレル人初の宇宙飛行士が乗っていた。

飛行士の奥さんが地上から送ったリクエスト曲の中の一つが、
ヘブライ語で歌われた曲、内容についてはよくたしかめていなかったらしい。
恋人と別れるという内容の歌だった。

その後、コロンビアの残骸から、
宇宙飛行士の日記が見つかり解析が行われた。

飛行してから、6日目地球は美しい、
大気圏はこわれやすいと書かれてあった。

宇宙14日目ジョンレノンの「イマジン」を聞いた。
人はみな兄弟
想像してみて、みんなが
全世界を共有しているって。

最後となったメールは、
「自分は宇宙の一部と思った」

その2年半後、ディスカバリーが打ち上げられ、
日本人宇宙飛行士野口さんが搭乗した。

最初のウエクアップ・コ-ルは、
ヒューストンの日本人学校の子ども達がうたう、
「となりのトトロ」のテーマ。

元気をもらったと、野口はいう。

宇宙に飛びだって5日目に野口は船外活動に出る。

実物の地球はまばゆい光をはなっていた。
野口は地球に暮らす人を慈しみ、
生命の輝きを感じたという。

13日目のウエクアップ・コ-ルは、SMAPの「世界で一つの花」。

野口はあの日見た地球を大事にしたい、
地球のかけがえのない美しさを。

最後にアポロ17号の一枚の写真が公開された。
漆黒の宇宙に浮かぶ地球。

初めてのウエクアップ・コ-ルは、
ロバータ・フラックが歌う、
「First Time ever I saw Your Face」。

昨日登場した宇宙飛行士たちは、
国籍、宗教の違いをこえ、
かけがえのない地球を大切に、
平和であることを祈る、
強烈なメッセージを我々に伝えた。














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