愛と覚悟のヒットメーカー 漫画編修者・原作者 長崎 尚志

漫画のメガヒットにこの人あり、
全ては、愛する漫画のために、
 漫画家と真剣に立ち向かう、
一人の男がいる。

 NHKプロフェッショナル仕事の流儀に、
漫画編修者・原作者 長崎尚志が登場した。

 あのメガヒットメーカ漫画家・浦沢直樹と、
20年来タッグを組み、
 互いに切磋琢磨し、
漫画の完成度を高めてきた。

 長崎尚志は、一切漫画を描かない。
漫画家が書いたものに、
 長崎なりに、手をいれ、、
より読者に感動をあたえようというもの。

 長崎がいつもしていること、
それは、旅行へいくと必ず写真を撮ること。

 それも、半端な枚数ではない、1回で7000枚、
しかも漫画家がほしそうな背景となるものを、
今まで、5万枚に上るという。

 長崎は、漫画が軽視されることに、
義憤を感じる。

 「たかが漫画といわせない」、
だから、いい加減な受け狙いはしない。

 長崎は、漫画家に妥協しない、
浦沢に対しても、自分の視点をきっちりともって、
漫画をチェックする。

それは、長崎が漫画を愛しているから。

 浦沢と長崎の信頼関係により、
浦沢作品は、より高まりをみせる。

 長崎は、「愛と覚悟」という表現を使う。
漫画家と長崎の二人の漫画への愛、
そして、心血を注ぐ覚悟が大事という。

 長崎は漫画をどうみているのだろか?
ヒットしている漫画は、総じて「分かりにくいものを選ぶ」、
読者が容易に展開がよめるものは、ダメという。

「裏切りながら、安心させる」、そういう言い回しへと繋がる。

 元々、長崎は児童文学を志望して、
出版者に入ったが、
配属されたのが、漫画家につく仕事であった。

 その段階では、長崎は漫画を愛するところまで、
気持ちが高まったいなかった。

 転機となったのは、尊敬する一人の編集長・林の存在がある。
こよなく漫画を愛する林をみて、
長崎はあんなには自分は、漫画を愛せないと思った。

 ある編集会議で、漫画連載の打ち切りが、
取りざたされ、役員から漫画を破られるという、
屈辱的な場面に林は遭遇した。

 漫画を破るなんて言語道断、
編集長・林は何としてでも、
継続を主張、結果ヒット作となった。

 その林がガンに侵され、
亡くなっていった。

 その林の意志を告がなければと、
長崎は堅く決意いた。

 長崎が、漫画を愛し、
正面から向き合おうと思った。

 漫画を尊敬しろ、
長崎が林から学んだ事、
雑誌は安いが、作るひとは本気なんだと。

 長崎は「ものづくりの極意」は、
不器用であれ、人にあわせようとするな、
怨念、こんな強い表現で表わした。

 長崎が今までの漫画界の常識を破り、
自らプロデュースし、新人漫画家を、
世に出そうと、奔走している。

 坂田通という新人漫画家、
浦沢直樹の下で、10年間下絵をやっていた。

長崎は坂田の絵に将来性を見出していた。

坂田は、原稿の下書きに入る。

 何度やっても、長崎のダメだしがでる、
長崎はまず頭からは否定しない。

 自分の考えはいうが、
書くのは漫画家自身だから。

 坂田が長崎の合格点を取れないのは、
修羅場でのねばりが感じられないから。

とくに、こだわる「主人公の表情」に。

 書くのは、漫画家、
「漫画づくりの主役になれ」、
その言葉に、長崎の思いが詰まっている。

何度かのやり直しが繰り返された。

 答えは、坂田の中にある、
そう、長崎は考え、じっと待つ。

 やっとのことで、坂田は長崎のOKを、
取り付けた。

 坂田はおそらく、自分を追い込むだけ、
追い込んだのだろう。

 長崎のいう、修羅場をかいくぐっての、
最後ともいうべき、下書きだったに違いない。

 「愛と覚悟をこめて」、坂田に行動で、
伝えた長崎、それを坂田は、
汲み取ったであろう。

 長崎という人間は、
諦めない人、
 漫画家の心を大切にするひと、
そして、何より漫画を愛している。

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