東大野球部投手 加藤善之

体の先天性障害にくじけず、
 真摯に野球に立ち向かう、
一人の青年の姿がある。

 昨日、今日と二日連載の産経新聞、
「ゆうゆうLife」に、
東大野球部投手 加藤善之の記事が掲載された。

 兎に角、野球が好き、
それが、加藤をして、
 浪人までして、
東大に向わせた。

 加藤が持てる自信といえば、
物心ついてから、野球だったから。

 野球をやるきっかけは、
父に連れられ、
少年野球を観にいってから。

 加藤は父に野球をやりたいといい、
父はその意を汲み、
 わが子に障害のあることも、
監督に話し、それを受け入れてもらった。

その時の監督の言葉、
「障害があっても、体力に応じた野球ができればいい」・・記事本文より

 加藤は、障害者であるがゆえに、
健常者と違う、動きが要求されるが、
 それを特別な意識なく、
自分スタイルだと考えている。

 例えば、捕球の際に、
グラブをはめる左手は、
 親指と小指しかなく、
右手にグラブを持ち替えることなど。

 加藤の手に負えないのが、
義足の存在。

 今は、スポーツ義足を履いている。
こればかりは、人頼みなのだ。

 激しい運動であるために、
義足がすぐに壊れる、
 義肢装具士の方の工夫をえて、
義足を強化している。

 六大学での加藤のデビューは、
立教との最終回、
打者3人をノーヒット。

 加藤は、ここまでやってこれたことに、
多くの人の支援が欠かせないという。

 少年野球の監督、友達、野球部の仲間、
そして、最大の理解者であり、
支援者である、両親がいたから。

 加藤はいう、
障害が全く気にならなかったわけではないと、
でも、深く悩まなかったのは、野球があったから。

 野球をやる上で、壁にぶち当たる事も、
しばしばあるが、ある目標に向って、
加藤は邁進する。

 「先発でまず一勝する」、
そのことを、胸に刻んで。

 尊敬するひとは、
元巨人の桑田真澄投手である。

 これからの子ども達に、
「とにかくやりたいことをやろう。一生懸命、
中略
先回りして、自分の限界を自分で設ける、
必要はない」・・記事本文より
と、力強く訴える。

 加藤には、気負いが感じられない、
周囲に甘える事無く、
とにかく好きな野球に打ち込んでいる。

 のめり込めるものを持とう、
自分で自分を追い込むな、
 工夫次第で道は開ける、
決して諦めるなと、
そう、加藤は我々に語りかける。

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