スゴ腕イルカ先生 水族館獣医・植田啓一

那覇から車で2時間のところにある、
日本で一番集客力があるといわれる、
美ら海水族館にスゴ腕のイルカ先生がいる。

昨日の「情熱大陸」に笑顔を絶やさない、
元気な水族館獣医・植田啓一が出ていた。

イルカがとにかく好きだという植田。
そのイルカとの付き合いも14年が過ぎた。
イルカについては、謎の部分がかなり多い。

そしてイルカはいたってデリケート、
風邪はひくし、食欲不振にもなる。

水族館獣医・植田啓一が一躍脚光を
浴びることになったのは、
世界初、人口尾びれの開発にタイヤメーカーと、
協同で成功したことにある。

イルカが座礁して尾びれを傷つけていた。
植田の診断では、そのままでは壊死が進み、
イルカのダメージがますますおおきくなると、
判断した。

そこで植田は、まだ大丈夫な尾びれを生かし、
傷んだ部分を切断することを決意した。

そんな時に植田は、感情移入をあまりしない。
的確な判断が出来なくなり、変えってイルカを、
だめにしてしまうからと考えた。

尾びれの75%を失ったイルカは、
その後、人口尾びれをつけ、
すこしずつ泳げるようになる。

人口尾びれも幾度となくモデルチェンジが、
行われ最新型のものと取り替えられる。

いつまでも開発途上、これで完成ということはない。
つねに植田は未来を見据える。

自分にも、イルカにも責任を持ちたい、
そう植田は考える。
よりよいイルカの未来を見据えて、
全力をつくす。

植田のこだわりがそこに見られる。。

次へのステップのために、データーをしっかりとっておく。
これも、植田流のこだわり。

とにかく忙しい、時には飼育員の一員としての仕事もこなす。
最近は、思うように休みが取れていない。
プライベートがやはり犠牲になっている。

家族の協力と理解なしでは、出来ない仕事である。

ある時、座礁でイルカが打ち上げられた。
どうも様子がおかしい、とっさの判断でイルカに、
負担はかかるが内視鏡をいれることにした。

なにやらビニールのようなものがつまっていて、
呼吸がしずらそうである。

取り除くのに、四苦八苦する。
手術用のカンシを使ったりしたが、うまくいかず、
最後は植田が目一杯腕をのばして、
イルカにあった異物を取り除いた。

一旦回復したかに見えたイルカのようすが、急変する。
刺激を与えても反応がない。
しなやかな弾力が失われたいった。

そんな時、植田は救えない現実もあると、
言葉少なに語った。

でも、植田はけっして感傷的にはならない。
気持ちを切り替え、次の仕事に立ち向かう。

イルカの容態の変化に、相談相手はいない。
植田は常に一人で厳しい決断をくだす。

留まっているわけには、いかないのであろう。
植田は常に前向きである。

イルカのための救急車がほしい。
そういいながら、植田は笑顔を見せた。


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック