「フューチャリスト宣言」梅田望夫・茂木健一郎を読んで

茂木健一郎「クオリア日記」に増刷が決まったとあったが、読み終えて納得がいった。予約注文し、Amazonから発送したとのメールがくるまでが妙に長く感じられた。ペリカン便が来たその日から、「フューチャリスト宣言」梅田望夫・茂木健一郎に釘付け状態であった。

人間の脳というものは不思議なもので、「これからは大いに有望だ」と思うとそのように活動し、「あまり良いことはないと思うとそんな風に活動する。・・本分より茂木健一郎。

常にポジティブな茂木に勇気づけられ、読み進むこととなる。
「黒船がやって来た」で、梅田がグーグルについて述べている点でなるほどなあと思うところがあった。

「グーグルという会社はいろんな意味で先に思想をつくります」と梅田が言っている。どんな思想なのか、それは、「グーグールは、広告も情報と考え、検索したあとにでてくる広告というのは、検索したい言葉が既に入力された以上、その人にとって価値がある情報のはすだ、だからそこに出しているんだ、そういう論理です。」というように、書かれていました。

グーグルってこれから、計り知れない素晴らしい体験を私たちに提供してくれそうです。実体験できるのも、そう遠くない将来のようだし。

「感動する脳」で、茂木がわくわくドキドキしないと人生じゃないといっていたように、「フューチャリスト宣言」の中でも茂木も梅田も実に仕事を楽しみ、そして人生もエンジョイし、というのが伝わってくる。ただなんとなく、いやいやする仕事なんて意味ないよ、楽しいと思えなきゃと、わかりやすく話しかけてくれています。

ネットのもつ無限性と、検索によって得られる情報の扉の向こうに、多種多様な繋がりがあり、すべてどんな情報を選ぶかはユーザーに選択権があり、自分でどれを選ぶか決定できるのがいいですね。

選択肢が多いという事はいいことです。人生においても、いろんな選択肢があってしかるべきで、自分で人生を選びたいですよね。これからの時代、ますますチャンスの裾野が広がっていくように思います。「フューチャリスト宣言」を読んで、強く意識するようになりました。

第3章「フューチャリスト同盟だ!」に興味をひく内容が語られていた。

村上龍について、梅田が語った。「アラスカの大氷河から、ある人物のちょっとした仕草まで全部覚えているんだそうです。それで作家のコアの能力というのは描写力で、それに自分の記憶の能力、特質がものすごく寄与していると彼はいうわけです」

対して、茂木「クエッション&アンサー方式に空白部分の穴埋めをして正解をだすというタイプの正解ではなくて、チェーンリアクション的に、ネットワーク的に記憶を展開していく能力がこれから大事になってくると思うんです。連想力です。」

そうなんですね、型にはまったリアクションでなく、そのひとなりのふくらみが必要ですね。ええ、そんなことにまで、発展するのかというような。ドキドキ感がほしいですね。

「楽しくてしょうがないという人しか勝てない」の中で、茂木が「とんがっていいんだよ」ということが最近では感覚としてみんなに受け入れられてきた気がしませんか?」梅田「最近はだいぶね」・・このとんがりが重要なんですね。

決まりきった勉強ばかりするんではなく、決められた範囲をこえて研究したり、好きなことを一日中やっていたり、自分の楽しみをしっかりともっていることが大事なんですね。そんな人がまわりにたくさんいてよかったと梅田がいっていた。

「とんがり」というと、最近ミニコミ雑誌で読んだのですが「とんがり」が店にも必要で、魅力ある「とんがり」がある店は、集客力があるというコメントが載っていた。人も物も同じ、人に感動をあたえられる「とんがり」が大切なんです。

ブログをやるようになって、茂木健一郎「クオリア日記」に出会い、そこで「プロフェッショナル・仕事の流儀」を意識するようになり、放映後の感想を「クオリア日記」に始めてTBしたことから、私のブログが思いもしない展開をみせ、予期せぬアクセスがあり、今ではすっかりはまってしまいました。思いがけない幸運に出会った気がします。

朝のブログチェックが楽しみとなり、今まで経験したことのない喜びを感じています。「クオリア日記」で、何人かの方のブログを知り、訪問しいろんな考えにふれ、刺激を受ける毎日をおくっています。ウエブの世界を体験していなければ、ありえない感動を味わっています。

狭い、小さな地域で生活している私にとって、ネットはいろんな可能性と夢をあたえてくれるものだと思います。

垣根をはらい、自由闊達な意見を交換し、年齢、性別、キャリアに関係なく、互いを高めあう、そんな仲間作りを今後の課題として、過ごしていきたいと思います。

アルファブロガーには、なれないけれど良心的なブロガーを心がけ、これからの人生をシニアーとして新たな自覚をもって進んでいこうと思う。ウエブの世界の話題で若い人と繋がりができ、リアル世界においても共通項が持て、彼らのエネルギーを感じ、楽しく相手をしてもらっています。

これから未来ある、若いひとたちからビジョナリーがあらわれ、多くのひとたちに感動をあたえてあげてほしいものです。特にこの日本で、可能なはずです。これだけネットというインフラが発達した国なんですから、そのように梅田・茂木の両氏が今後の若い人たちに多いに期待したいと考えている。

英語でブログを書く人も多くなっていくでしょうし、益々世界に情報を発信していくようになり、世界をリードしていってほしいものです。

グーグルが現在手がけている世界中の著作権の切れた本が、それこそ大昔の貴重なものまで、世界のどこにいても、誰でもが無料で閲覧できる日が、ここ10年位で来ると梅田が指摘していた。楽しみですね、!

もっと、もっといい活き方ができそうです。特にこれからの若いひとには、是非「フューチャリスト宣言」梅田望夫・茂木健一郎を読んでいただきたい。シニアのわたしでも、興奮の余震がつづいているんですから。

読んで解からない言葉、日本語、英語いずれにしても、PCを立ち上げ検索すれば、そこに答えが待っています。しかも一つではなく、複数に、自分がこれと思うものを選べる。押し付けは、そこには存在しない。

自分が知ろうという意志があれば、無尽蔵に情報がある、その中からどうチョイスするかは個人の自由であり、責任でもある。ネットワーク社会、世界との繋がりも、誰でも持てます。

ウエブの世界について、ネット社会がもたらす将来像をお二人が熱く、語り合い、時として意見の分かれるところもあり、いろんな面を見せてもらいました。ウエブの世界の理解度があればそれに越したことはないけれど、どなたが読まれても元気の出る本だと思います。

ある種の哲学書と言えるかもしれません。それぞれの人にとって、記憶に残る一冊となるでしょう。

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  • [本] 『フューチャリスト宣言』 茂木健一郎/梅田望夫

    Excerpt: 「未来に対する期待感が薄れてきているのではないか」。冒頭でフューチャリストの茂木健一郎氏はこんな事を言っていた。フューチャリストとは、明るい未来像を生み出す人達、未来は見るものではなくて、自ら生み出.. Weblog: First Penguin : ファースト・ペンギン racked: 2007-05-19 20:47