いつもこころに青空を・ユニセフ・タジキスタン代表杢尾雪絵

こんなことがあってはならないことが、現実に起こっている。その犠牲を強いられているのは、常に弱者である「子供たち」である。昨日の「プロフェッショナル・いつもこころに青空を」が、放送された。

登場するのは、ユニセフ・タジキスタン代表杢尾雪絵(45歳)である。中央アジア・タジキスタンで、子どもの命と健康を守るため日夜奮闘している。

タジキスタンは、現在は治安が安定しているが、旧ソビエトから独立後、長い内戦状態が続いた。今でもテロへの警戒は、特に国際機関は狙われやすいとのことで、怠らない。

当然のことながら、国土は荒廃し、子どもの13人にひとりが5歳まで生きられないという、非常に厳しい状態が続いている。そんな中での、杢尾雪絵の仕事は「感染症の予防」という大きな問題と立ち向かっている。

ところが、タジキスタン独自で、出来るだけの力はなく、国際機関の力に頼らざるを得ない。しかしいつまでもそれをあてにせず、独自にやれるように道筋をつけてやる。そのことが、至上命題である。

杢尾雪絵は、非常にタフである。とにかくよく働く、一日36時間あっても足りないという。こどもたちの環境を変えれるのは、大人である。・・こどもは待ってくれない!

杢尾の最も重要な仕事は、タジキスタン政府との協議。けれど、発展途上のこの国では、子供の健康より、インフラ整備や治安維持に力点がおかれ、予算がとれないのである。

待ったなしの現状のなか、杢尾は理想と現実とのはざ間で絶望の淵をさまよいながら、いつも自分に言い聞かせているのが、「いつも心に青空を」である。

決して諦めない、スカイダイビングをしていた時の青空の爽快感を思い出し、自分の悩みの小ささに気づく。もっと、大きな問題があると。

杢尾が、海外にでるきっかけとなったのは、30代で遭遇したことによる。ごく普通に会社員として働いていた杢尾がビックプロジェクトの担当を任された。ところが、クライアントから「女性が担当ではだめだ」といわれ男性に変えられた。その体験が、転機となった。

杢尾にとって、政府にこどもの予防接種への関心を向かせるのが大きな仕事。政府担当者との交渉の際に、心がけている事がある。

交渉相手と、真正面から対立しない、相手の考え、目的をみきわめる、どこまで協調できるかである。

交渉が暗礁に乗りかかっていた。そこで杢尾は相手を説得する材料として、他の国の国家予算にしめる予防接種対策の割合を具体的に示し、再考を促し、まずは2%という具体的な数字をひき出したのである。

これでは、まだまだ不十分。まずは、一歩を踏み出した。そのことが、大事だと杢尾は考えている。日々の努力の積み重ね、自分の信念をまげない、自分を信じている、問題に正面から立ち向かう、この人、杢尾もそうであった。








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