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zoom RSS ボクらの時代 宮沢りえ×勝村政信×石橋蓮司

<<   作成日時 : 2012/07/29 15:21   >>

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名優・原田芳雄が亡くなって先日、一周忌を迎えた。原田と親交のあった、女優・宮沢りえと俳優・石橋蓮司と俳優・勝村政信の3人が集まり、原田を偲び、原田さんの人となりについて語り合った。

女優・宮沢りえは、映画で共演し、親子のような親交があった。
俳優・石橋蓮司は、ライバルであり親友でもあった
俳優・勝村政信は、一度も仕事をしていないが、近所に住んでいたこともあり、原田とは家族の一員のような存在

原田の自宅は、開放的でいろんな人が出入りし、幅広い交友関係をもった、人間関係が構築された場所であった。

宮沢は、原田に自宅に何度も呼んでもらったが、残念ながら一度も実現しなかった。石橋は、原田が亡くなったことを今でも、実感として受け止められずにいる。勝村は、原田とは一度も仕事をしたことはない。原田の息子と付き合いがあり、自宅にいくようになり、家族同様のお付き合いに発展していった。

宮沢は、原田と共演した映画で毎日4ページにのぼるセリフを思えなければならなかった。原田も同様の経験をした。二人とも、大のお酒好きだが、さすがに、セリフを覚えるのにいっぱいいっぱいだったために、飲むどころではなかった。二人の間には、「酒は飲んでない」が合言葉のようだった。

原田と40年来の友達である石橋は、一緒にした仕事のセリフなら思えているが、何を原田さんと喋ったのかは、全然覚えていないという。何度か映画で共演しているが、互いに打ち合わせをしたことがなかった。現場で相手がどうでてくるかを待っていた。

一番原田との仕事で印象に残っているのはという宮沢の問いに、石橋は、映画「竜馬暗殺」をあげた。1974年の作品で、相手になめられたら終わりと、最初は緊張したが、それも最初だけだった。現場で男と男の戦いのようなものだった。

宮沢は、映画で一緒になったときに、原田の茶目っ気を体感した。映画の現場で、原田は、自分の後ろに人に立たれるのを嫌ったと、エピソードを明かした石橋。俳優がみんな後ろに下がるので、みなさん、もう少し前にお願いしますと言われたことがあった。

時代は、70年安保闘争が終わり、どう生きていくかを問うていた時代だった。石橋は、原田とは演技のキャッチボールよりも生き方のキャッチボールをしていた。勝村は、若手俳優と原田さんの間に入り、時代感覚を翻訳する機械みたいな存在だったと笑った。

石橋は、原田と互いの批評をしあった。わざと憎まれ口をたたく関係だった。原田は、不思議なアンテナを張っていた人だったと勝村が話した。

原田は、自分の子供も孫も自分を「よしお」と呼ばせていた。欧米への憧れでもあったのかといぶかる石橋。一度、原田の息子が「お父さん」と呼んだことがあったが、なんだか変で、また「よしお」とよぶようになったと、勝村が明かした。

原田夫妻は、仲のいい夫婦だが、互いによく飲むので、酔っ払っていろんなものを壊していたと笑いながら石橋が語った。豪快な夫婦だったようです。

興味深い一面も原田にはあった。勝村によると、原田は新しいスケジュール帳になると一番に自分たちの誕生日を書いていたと、語った。勝村の誕生日が奇しくも原田の葬儀の日と一緒になり、原田の家族から、ハッピーバースディを葬儀場で言われた。そういう、家族なんだと。お前の誕生日を大事にしていた原田の思いやりを反映したことだった。

原田は、壁のない人のようで、10秒もなく誰とでも親戚になれる男だと、石橋が付け加えた。

原田の亡くなった日に、石橋は二日酔いでいけないというと、家族からこなくていいから自宅でとむらってくれといわれた。亡くなる前日に勝村と一緒に原田を見舞い、朝まで飲んでいた。互いの関係がしっかりできているから、互いのらしさを尊重できた。

いろんな伝説のある原田。本当に稀有な俳優だった。決しておごりのない男でもあった。付き合いのあった人は、原田の人間性にひかれ、原田の懐に飛び込んでいった。本当に存在感のある名優だった。



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