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zoom RSS ”個”の目ざめが、組織を強くする プロサッカー監督・岡田武史

<<   作成日時 : 2012/05/22 10:59   >>

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昨日のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」が、国内、ヨーロッパから監督オファーを受けながらも、去年12月に世界的スター選手もいない、より厳しい道のりが予想される、発展途上の、中国のプロサッカーチームの監督をあえて引き受けた、プロサッカー監督・岡田武史に密着した。

岡田は、上海から車で3時間の杭州市郊外に、拠点をおくプロサッカーチーム「杭州緑城を」を率いている。中国でも中堅クラスのクラブチーム。若い選手の多い、発展途上のチームだ。

岡田がめざすチームづくりの根本は、「自由にものがいえる雰囲気をチーム内につくる」ことで、よりコミュニケーションを円滑にしようとするものである。手始めに、優秀なユースの選手をトップの選手と同じ扱いをするように改革した。中国選手は受け身だ、だから自主性をひきだしたい、そう願う岡田。

”自ら考え、動く力”。一人の人間として、役割を判断し、行動すること。

練習方法にも工夫した。”自分で考える”のをポイントに。自分を20才以下と考える人は、午後からシュート練習、23才以上と思う人はこなくていいと、指示した。結果、8割の選手が練習に参加した。練習の意味を自ら考え、行動することを知るのが狙い。

岡田は、チームの課題の一つとして「パス回し」をあげた。丁寧さにかける点と、何故回せないかを考えさせる。新たなメニューでやってみて、結果を探る。”指揮官の戦術を越える力”を岡田は求めている。答えを教えるのは簡単さ。そうすると自分で考えなくなる。独創性がなくなる。そのために、常に岡田は新たな練習メニューを考える。

練習の成果の一つ、パス回しが出来るようにするために、相手選手をひきつける工夫が生まれだした。フリーなスペースができて、決定的なパスが通った。

岡田が考える勝敗を分けるポイントとは?
まぁ、大丈夫だろうと考える小さなミスの積み重ねが、命取りになっている。ワールドカップの過去のアウェーで一度も勝てたいないのも、そこらあたりに原因があるという。

岡田のこれまでのサッカー人生は、決して平坦ではなかった。元日本代表のDFで理論派であり、コーチに注文をつけていた。34歳で選手を引退した。その後、ドイツでコーチングを学んだ。そして、日本代表入りし、41歳で監督デビューした。

その時、ワールドカップ大会最終戦、突然の監督交替で、コーチだった岡田が監督に昇格した。しかし、チームは予選全敗という惨めな結果で終わった。それから、Jリーグの監督に就任し、岡田の関わったチームは、見事な結果をだした。岡田のこだわりは、”戦術を教えない”。

しかし、チームの低迷脱出のために、戦術を教えないという封印を破った。結果は、チームはJリーグ二連覇した。その時、優勝の記念撮影に岡田は姿を現さなかった。自分の信念を曲げてしまったことへのこだわりだった。やがて、岡田は、監督を辞任した。

その後、”人を動かす”ことを考える上で、有名な経営者と話し、宗教のなかに救いをもとめたが、答えは出なかった。2007年、日本代表チームのオシムが病気でたおれ、後任に岡田が指名されうけた。

そこで、新たに岡田が率いる日本代表に対し、自分で考え、判断する、「これは、俺たちのチーム」なんだというチーム哲学を植え付けた。いくつものビデオを選手にみせた。その都度、違う判断をし、それによって、選手たちに「そういうこともありか」と考えさせるためだ。

ワールドカップ前哨戦のラストマッチに4連敗した。選手たちは、自らミーティングをし、自分たちがやるんだという、スイッチがはいった。ワールドカップで選手に躍動感が生まれ、結果を残した。

中国チームを指導するに当たり、岡田は日本で合宿をはった。野外キャンプをはった。チームワークを養成するためだ。

中国に戻りリーグ戦に参戦した岡田。しかし、結果がでない。チームは、不振に陥った。その結果、選手間で不満がつのり、相手のせいにするようになっていった。そこで、岡田は、自ら考える、教えない指導という封印を一時期とき、丁寧に戦術指導した。

連敗しても岡田は、それをチャンスと捉えた。苦しい時、どれだけ踏ん張れるかだ。貪欲に頑張れ、やるのは今しかない。「チームに火がついた」。思いきって若手を起用し、ベテランの力と噛みあい、試合に勝った。結果を残すのも大事。理想を求める過程において、一歩後退と思えることも承知で、次に繋げるために封印をきることもある。

力のある条件のいいチームからの監督招聘をことわり、あえていばらの道を選んだ岡田。それは、自分への挑戦である。まだ、まだ、監督として発展途上にあると考えているからだろう。常に高みを目指し、自分を追い込んでいく岡田の姿に、やれば出来るんだと、勇気をもらった人も多くいるでしょう。

諦めないことと、地道な努力の積み重ねの大切さを教えられた。

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