須磨寺ものがたり

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help RSS 有難う、昨日の学生さん

<<   作成日時 : 2011/12/02 14:01   >>

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一昨日、電話を取ると若い女性の声だった。西宮にある有名某私立大の学生だと名乗った。「ゼミの卒論に商店街の活性化について書きたいのですが、須磨寺前商店街さんの活動が活発に活動されているようなので少しお話を聞かせていただけませんか?」という電話だった。

「で、いつ?」「それが、明日の午後はどうでしょうか?」という。なんだか急いでるようだし、真剣さが伝わったので、私もつい笑いながら「明日ですか?いいですよ」と答えた。

そして、昨日、約束の午後2時前に女子学生がやってきました。自分のわがままを素直に侘び、私が快くうけたことへの謝意を述べた。ゼミの先生に卒論に商店街の活性化について書こうと思うと相談したところ、それじゃ「貴方の地域の商店街をあたってみたら?」とのアドバイスがあったようです。

女子学生の話によると、自分の祖母が須磨にいて須磨寺前商店街や須磨寺公園にいったことがあるなどを理由に須磨寺前商店街はどうかと、自分でネット検索し、商店街の活性化の活動が比較的活発なように思えたので、私のとろこに電話をしてきた。

阪神淡路大震災後、商店街はどう変化していったのか、現状はどうなんだろうか?世間では、シャッター通り商店街になってしまっているところも多いのに、須磨寺前商店街はなぜそうなっていないのだろうかと、いろんな疑問をもち、その答えを求めてやって来た。

確かに、一時70店舗を越える会員数だったのが、最近の経済情勢の厳しさを受けて、現在66店舗になりましたが、あきらかにシャッター通り商店街というふうには、お陰さまでなっていない。それでも、一つ店が閉まり、まだ次の方がはいらないままのところがあります。

須磨寺前商店街でのイベントについても、年間いくつかやっているのを紹介し、11月からスタートした須磨観光協会主催の「おもてなし協力店」講座を受講している話もした。

一つ一つの店の頑張りが繋がれば、それが商店街のパワーに繋がると私は考えている。どこか、一店舗どび抜けた店があっても、それ以外が元気がなければなんにもならない。みんなの叡智を結集し、普段から地道な努力をつみかさねていくことしか、私たちのような弱小商店街は生き残っていけない。

イベントをやるたびに皆さんの協力なくして一つのイベントも成功しないと痛感する。自分の店のことだけ、自分のところの売上だけにこだわる、それはやめよう。商売人だから売上にこだわるのは、当然だが、まずは街のファンをふやさないとお客さまにはなっていただけない。

そのためのイベントでもあるわけです。イベントが直接売り上げに結び付かないお店も快く協力してくれます。普段、何も協力できないので、こんな時だけでもと、疲れた体なのに夜遅くまで準備を手伝ってくれます。

そんな、人と人との繋がりがあるから、それを大切にしているから、まだ須磨寺前書店街は持ちこたえているんだと私は学生に答えました。

「この商店街は、歴史を背景にしたいい場所に位置していて、須磨を全面に押し出しているお店が多いですが、その反響はどうですか?」との質問を受けた。

確かに、須磨にまつわる商品が結構あります。商品名に須磨がらみの名前を使っているお店も多いです。弊店もそうですが、私の答えはこうです。「お客様で以前ここに住んでおられ、事情があり須磨を離れたお知り合いに贈り物をするの須磨にまつわる名前のついている商品を送ってあげると喜ばれると思うから」と、よくそんなお答えをいただくと話をした。

あと、須磨にはインターナショナルスクールがあるので、そこの先生たちが近所に住んでいたりするので、普段のなかにグローバルなものが存在してるし、以外と外国人の観光客も来ます。

弊店にも外国人の観光客はやっていきます。

それなら、外国人観光客用の街案内が英語表記などでしてあるといいですねと、女学生からアドバイスをもらった。そういえば、目につきやすい所に攻めて英語の案内板でもあればと思った。これは、実現可能なので春の観光シーズンまでに実現できるように皆さんと相談し前に進めたいと考えた。

そう言えば、須磨寺前商店街のある喫茶店にこんな表示をしているのを見つけた。「English Menu Available」と入口のガラスのドアーに張り紙をしていた。私はそれを見て「やるじゃなぁないか、須磨寺前商店街も結構いけてる」と感じた。新しい、動きが出てきている。それを発見出来てうれしかった。

一時間余りの学生との話し合いは、相手の真剣さにつられて、私もついつい話に熱がはいりました。若い人が商店街に興味をもち、ゼミの卒論のテーマに選んでくれたことに素直に感謝している。

もっとも身近なコミュニティーである商店街が、今一度元気を取り戻さないといけない。

まだ、まだやるべきことがあるようだ。刺激になりましたねぇ。

昨日の学生は、就職が内定したと笑顔で答えてくれた。「それは、よかったね」と私からもねぎらいの言葉をかけた。「でも、メッチャたくさん受けましたよ」と、決まるまでの道のりが簡単ではなかったことを話した。

今年から、12月から就活が認められ、学生たちは今や戦々恐々の毎日だ。昨日のTVで神戸にある某私立大学で、親に自分たちの子供の就職状況の説明会を開いているのが紹介され、私はなぜ親がそこまでといぶかった。

大学側は、学生確保のために学生の親の取り込みをはかっているだろうが、なんだかちょっとおかしなことになっているなぁと感じた。4月新規採用というのを取っ払ったらいいのにと考えた。

いずれにしても、学生も私たち商店街で生活をするものも、自分磨きをしないと生き残っていけませんね。やはり、生涯学びです。久しぶりに、ゼミとか卒論などという言葉を聴き、若い頃を思い出し、なんだかんだといってここまでやってきたんじゃないか、諦めるなよと自分に言い聞かせた。

よく弊店に来てくれましたね。有難う、昨日の学生さん。

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