|
普段から夫婦どおしで仲がいい3人が、互いの仕事への思い、プライベートをざっくばらんに語り合う楽しい時間が展開された。 映画監督・周防正行は、映画「しこふんじゃった」をはじめ多くの作品を世に出し、特に「SHALL we ダンス」では、第20回日本アカデミー賞の13部門を総なめにした。 草刈民代は、8才からバレーを始め、バレー人生を歩み、「SHALL we ダンス」では、バレリーナでありながら日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を獲得した。現在は、バレーを引退し、女優業で活躍中 古田敦也は、1990年ヤクルト入団、ヤクルト黄金時代を築いたメンバーの一人で、2006年には、選手権監督として采配をふるい、2008年に現役を引退、現在野球解説者、バレエティ番組などで活躍中 周防と古田は、二人で共著した「古田式」からの付き合い。もともとから熱烈なヤクルトファンである周防。古田の最初から最後まで見ており、古田が首位打者をとった年の最後の試合で古田がヒットをうったのを球場でみていたのが、自慢である。 草刈は、この度自身の36年におよぶバレー人生の集大成ともいうべき作品「ダンシング・チャプリン」(振付は、フランスの巨匠振付師・ローラン・プティ)を夫である周防とともに完成させた。実に「SHALL we ダンス」で共に仕事していらい16年ぶりとなる。 夫婦で仕事をしていることについてどうなんだろう? 良く聞かれる質問のようで、周防は、仕事と家庭の境目を意識しないので特になんともなく過ごしているという。草刈の写真集の現場にいき、共にいい時間を過ごしている。美しいものをとるために、被写体として見ており、妻という意識はないという。 映画監督にとって必要なプロ意識とは? カメラアングルなんかにこだわりがあるのかとの古田の質問に、周防は、「映画は、時間、空間の芸術だから、勝手に映像的センスをふりまわすことはよくないと考える。被写体が力強ければ、正面からの引きで十分だという。バレイとして美しく取ることが大切とする。 野球でのプロ意識は? 古田は、若い頃はプロ意識というものを特に感じていたわけではなく、やりたいことをやっていた。少し時間がかかったが、ファンあってのプロだと気づき、お客さんをもりあげることを大切に感じるようになった。 映画作りにおいては? 周防は、一本目は自分だけが楽しんでいればいいとの思いで作ったので、センスを共有出来る人しか反応がなかった。自分の母にでもわかる作品として「しこふんじゃった」をつくり、そして誰にでもわかる作品として「SHALL we ダンス」を作った。しかし、亡くなった映画評論家の淀川長治に「これ以上親切になってはだめよ」といわれた。 良かれと思って親切に作ったものがつまらないものになるおそれがあるという意味だろうと解釈した。 互いの結婚のきっかけは? 古田の妻は、元フジTVアナで、一時期スポーツ担当時代に知り合い、いわば半職場結婚のようなものと古田はいう。 周防・草刈夫妻は? 結婚をきめる1か月前に付き合い始めた。映画の撮影で互いが頻繁に会うようになり、完成後プロモーションのために一緒になることがあったが、全然ドラマティックではなかったと草刈が話した。 周りから撮影中にあんなに綺麗にとったんだから特別なものを感じていてだろうといわれたが、そんなことはなかったと夫周防がいう。撮影が終わり、プロモーションで一緒になり、二人でいて楽だった。付き合い初めて一ヶ月ぐらいで結婚をきめた。しかし、すぐにマリッジブルーに陥った周防。他に選択肢はなかったのかとか、笑い話として語った。 草刈は、周防の何ごとに対しても明快に応えてくるところに魅かれ、結婚しようといわれたら結婚しようと思ったという。誰かと結婚はすると思っていたが、「これ(夫)か」という感じだったようですね。 古田は、勢いで結婚したようなもの。「なんとかなるやろ」式の思考で。古田夫妻は、喧嘩しない。腹の立つことはあるようだが、いいあいには発展しないという。 周防・草刈夫妻も最近はあまり喧嘩をしないという。二組とも仲がよろしいようで。 野球選手の妻として、夫の帰りを三つ指ついて待っているというのは、余り好きでなかった古田は、妻中井にそんなことは求めなかった。料理も不得意だし、なにしろナイターの試合をみにきたことがなかったという。 周防は、奥さんが不機嫌なのは嫌。不機嫌になるのは、周防が野球に夢中になり草刈のほうを振りむかなることがあることだが、それは、野球の試合を録画して一人で見るようにする気配りをしている。周防が野球にかまけることより、映画の仕事の勉強になることをやってほしいと草刈は、苦言を呈する。 古田夫人・中井美穂は、無類のライブ好き。歌舞伎、バレー、コンサート、芝居と良く出かける。なにしろプロの劇作家にどこかにいい役者はいないかと問われ、アドバイスをするぐらいだというから半端ではない。 東日本大震災がおき、プロ野球も開幕時期についてすったもんだを繰り返した。その事について、古田は、セパ同時開催を最初から臨んでいて、ぎくしゃくしたことを大変残念に感じていた。しかし、プロ野球選手会が一つになって自分たちの立場を明確にしたことは、成熟した証しだと認めた。 周防も一野球ファンとして、ゴタゴタ劇は悲しかったようだ。みんなそう感じていた。セリーグだけが、ファンの、国民の方を向いていなかっただけだと思う。 今、一番もとめられるリーダーシップについても草刈は、明確さが要求されると考えている。今、エンターティメント何て言ってられないというかもしれないが、人間、水、食物だけで生きているわけではなく、見るものがあることは大事なことで、自分たちの出番はあると感じていた。 大人どおしの付き合いが感じられるいい関係が、3人にあり、二組の夫婦のお付き合いも適当な距離感を保ちながら成立しているのがいいですね。主義主張がある程度認めあえる人通しは、たおやかな関係があっていいもんだ。3人共、懸命に生き、それぞれの人生を楽しんでいる。私もそうありたいと願う。 |
| << 前記事(2011/04/16) | ブログのトップへ | 後記事(2011/04/18) >> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2011/04/16) | ブログのトップへ | 後記事(2011/04/18) >> |