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躍動感あふれる一人の若者がいる。職業は、プロ・サッカー選手。若干21才で、ドイツリーグで大活躍し、今や大注目の選手へと成長を遂げた。プロ・サッカー選手 香川真司が情熱大陸に登場し、サッカー選手として、一人の若者として今、未来を語る。 香川真司は、2011年AFCアジアカップで活躍するも、準決勝の韓国戦で右足を負傷し、決勝戦を前にしながらも、手術を受けるためによもうえず所属するクラブチームのあるドイツに帰国した。 香川は、その事を受け止めたが、一人になるといろいろと考えてしまう。その気持ちを紛らわしていると、帰国直前に、自分の気持ちを語った。 香川には、苦い思い出がある。2010年7月に南アフリカで開催されたワールドカップの代表メンバーから直前になってはずされた。代表のサポート役としてチームと同行したが、ピッチに立つことはなくスタンドで仲間の試合を見て、応援していた。悔しさが残る時期を過ごした。 海外移籍を去年決めた。サッカー先進国ドイツへの武者修行に。移籍金は、4200万円だった。当時、チーム関係者は、「今シーズンは未知数」と判断していた。 香川は、こういった。“なめられるでしょうね、日本人だから。しかし結果を残せば自然となくなる”。香川は、早速結果を残した。スピードあふれるドリブル、高速ターン、そして決断力のあるシュートで公式戦12ゴールをあげヨーロッパ5大リーグドイツ・ブンデスリーガの前半戦のMVPを獲得した。 それによって、FIFAが選ぶ世界の若手注目選手の13人に選ばれた。今や、香川の市場価値は、数十億ともいわれる。しかし、そんなことにおかまいなく香川は、自分に満足することなく、どんどん今チャレンジしていかないと、26,7才では遅いと、考える。 J2の得点王から去年、ドイツに移籍。コミュニケーションでは、ドイツ語の壁にはばまれ遅れをとっているが、積極的に毎日を送っていた。香川の移籍したドルトムントは、リーグ優勝6回、97年にはクラブ世界一戦で優勝を遂げている伝統あるトップチームである。1試合での観客動員数は、7万人というから熱いサポーターがいるということになる。 香川は、平均身長180センチ以上の仲間の中で172センチと小柄ながらも、類いまれなる運動能力で互角以上に渡り合っている。頼るべきものは、自分の持ち味のシュートとスピードとターン。抜群のボディコントロールで当たり負けのリスクを少なくしている。 課題は、言葉の壁。通訳ははいるが、監督の指示においつかずわからないまま練習がはじまる。仲間の輪にはいれない。ドイツ語を勉強するも、大の苦手である。でも、あまり動揺しない天然キャラ、“しょうがない”と前をむく。 香川は、1989年平成元年神戸生まれ。5才の時、Jリーグが開幕しサッカーの虜になり、プロを夢見た。16才でセレッソ大阪とプロ契約、19才で初代表に選ばれた。順調にみえるサッカー人生を送っているようだが、その裏で汗と苦労の連続だった。 移籍2カ月での試合で、トップ下で先発出場。首脳陣にアピールするために、果敢にゴールを狙う。香川は、結果を残した。 ドイツ・ドルトムントの12月。街には少し慣れた。馴染みの日本食レストランには、週3回位通う。お気に入りは、「天ぷらうどんとすしのセット」。食べたいものを、食べる。チームにも次第に溶け込む。ドイツ語は、まだ苦手だがピッチの中では、“ボール”で会話できる。 異国での活躍之秘訣は、試合前からいつものように、そして勝負パンツは、気合の入るピンク。コミュニケーションのこつは、「ノリと単語」。類いまれなる身体能力をもち、ゴールに対して、一つのこだわりをみせる。“イメージ通りのゴール。ボールを持った時、イメージが出来た。それをイメージ通りにやる” イメージの源泉は、普段寝室でボールに触る時。Jリーグのトップ選手の真似をしたり、誰にもわからない感覚だという。 2010年12月15日の試合は、2-2となりチームはヨーロッパリーグ予選敗退が決まった。サポーターは、狂喜乱舞し、警察官と対峙した。試合が終わり、午前2時ホテルでの香川は、眠れない。いつも試合が終わるとそうなる。 香川は、今やヨーロッパのビッグクラブから目をつけられている。代理人のオフィスで打ち合わせをする。半年前、移籍金が、4200万だった男が、今や数10億の価値に跳ね上がっている。しかし、次に移籍する時の判断材料として移籍金の多さだけでは、判断できない。相手チームの状態をよく見て決めないと、いけないと慎重をきする。 それを、香川自身が、一番よくわかっている。“次移る時が、大切だ”と。人生の上での決断は、いつも香川が決めていた。12才で神戸を離れ、自分を見つけられると信じて単身仙台にサッカー留学した。人の何倍もボールをけった。香川の指は、変形している。2年前には、右足にボルトをいれている。 2011年元旦、香川は、実家の神戸で過ごし、元旦恒例の「サッカーの天皇杯」をみる。アジアカップを控え、心構えも出来てくる。しっかりと、結果を残すこと。 アジアカップで活躍し出した矢先に、準決勝韓国戦で右足を負傷、即帰国し手術を余儀なくされた。悔しさを残る。いろんな可能性が寸断された。しかし、その悔しさが未来を開く。 香川は、あくまでもアグレッシブな男である。常に自分の現状を素直に受け入れ、前向きに立ち向かう。自分に自信をもっているが、あくまでも謙虚である。内向き志向が強いとよく言われる、現代の若者に勇気を与える存在である。 「人生は、常にアウエー」だとよく言われる。そこで戦い、勝ち残っていかなければならない。香川の姿に生きることの凄さを見る。 早く怪我を治し、活躍されることを願っています。 |
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