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元旦にNHKで放送されたNHKスペッシャル「2011年ニッポンの生きる道」。2時間におよぶ内容の濃い番組で、今元気がないニッポンがはたして、これから生き残っていけるのか、どんな道に光明を見いだせるのか、メインゲストに2010年のノーベル賞受賞者根岸英一博士、他に4人の各分野のゲストが熱く語る。 4人のゲスト 「ダントツ経営」コマツ会長・坂根 正弘(日本経団連副会長)、「デフレの正体」の著者落合浩介、企業3000社と関わる真田幸光、一橋大学教授・米倉誠一郎の各氏である。 何を強みに、どんな発想の転換をすべきか? 根岸さんは、日本は素晴らしいのに、経済の落ち込みで閉塞感に陥ってている。どんな人生にもUP AND DOWNがあるように、下に向かっているものを強調せず、現状を受け入れ、上に向かう努力が必要と、前向きに考えることを強調した。 コマツ会長・坂根さんは、コマツは、日本での売上が全体の15%、85%が海外だという。リーマンショックのあった2009年は、落ち込んだが、2010年少し良くなり、2011年は良くなると見ている。日本も強くなり、チャイナリスクもあるが、コマツ歴47年の坂根さん、今までで一番自信があると、なんとも頼りになる発言をされた。 日本をベースにおいたグローバル展開をし、日本の強さの部分は、今からでも大丈夫、あれだめと、傍観者にならず当事者になろうと、現状を受け入れ積極的に関わることが大事と、話された。 日本の本来もつ強みは、今後も保ち続けられるのか? 液晶TVで2005年日本メーカーが上位を独占していたが、2010年韓国勢に逆転された。しかし、製品のコアな部分をなす部品をみると材料の約8割が日本製でトップシェアーを占めている。 なぜ材料で負けていないのか? 日本企業が得意とする「すり合わせ」という考えがある。コストを考えながら品質を上げる。連動する要因の矛盾をなんとか解決しようとすることにある。 では、どうやって相反する要望を同時に満たしていくのか? それは、粘り強く、あまたある組み合わせに挑戦する。500以上にのぼる試作品をつくりこれというものに到達する。解決が難しい課題が多い。チャレンジすることが会社の技術を伸ばすのだという。 その一例が、去年の6月に奇跡の生還をはたした「はやぶさ」をささえた技術がある。それこそ「すり合わせ」で生まれた技術である。空気のない宇宙では、太陽があたるときは、はやぶさの表面温度は150度、当たらない時は、マイナス100度になる過酷な条件をクリアーしないといけない。 それを山口県の化学メーカーが10年以上の「すり合わせ」を繰り返し成し遂げた。 「すり合わせ」をどういかしていくのか? 高機能の材料部品は、日本は特に強い。しかし最終製品となると世界シェアーは強くない。その点を、コマツ会長・坂根 さんは、技術で勝って(ボトムアップ)してビジネスで負ける。ビジネスモデルは、経営者のトップダウンで決定しないと、ビジネスでは成功しないという。世界の変化に日本の変化がついていっていない。 世界の変化への対応のスピードが必要という、愛知・淑徳大学教授・真田幸光さん。その「処方箋」はあるのか?セミナーで強調するのは、”諦めてはだめ、諦めたら終わる。景気は良くならない。日本の景気をよくするのは皆の力だと、力説する。 ”変化の時代”、スピードとリスクをとれる決断力は、中小企業にあるという。大企業の多くはは、すぐ数字に結びつくものに捉われ、ヒット商品を生み出すまでに黒字化に要する時間がかかるものは、敬遠される。元気づける企業は、中小企業の中におおくみられる。 埼玉県・川口市に特殊な鏡をつくるコミー(小宮山 栄社長)がある。「割れない鏡」「落ちても怪我をしない鏡」などなど、コンビニや病院といったところのニーズに適合する「鏡」を作っている。少量・多品種・高品質で利潤を確保、必要とされるものを作る。 元は、「看板」をつくっていた会社。回転する看板を作っていた時、「鏡」をつけたらと思いついた。それを見た、スーパーから、30個のまとめ買いがあった。万引きがすくなくなったと、喜びの声。それを機に、”誰も気づかないニーズがあると確信”、鏡に特化した会社へと変貌を遂げた。”客の声から、次の商品のヒント”が生まれるという。 社員20人、年商5億円、利益率が上がる、給料がふえる、社員の士気があがる。まさに正のスパイラル現象が生まれた。中小企業が世界に打って出るために世界的な展示会に出展し、海外の事情に詳しい行政とのタイアップで、中小企業の海外進出の後押しをする。 ノーベル賞学者・根岸さんは、学者も中小企業と同じで、個人企業見ないなもの。育つのも早いが、消えるのも早い。そんな危機感をもちつつ、夢をもつことが大切と語る。大企業だけの時代でもなくなった。そういう、藻谷浩介・日本政策投資銀行参事役がいう。 中小企業は、下請けではない。協力企業だというコマツ会長の坂根さん。セイムボート=運命共同体、苦を共にする存在だという。だから協力企業が資金繰りに苦しんでいる時は、”現金払い”をしたり、設備を買いあげたり、銀行の融資のバックアップをしたりする。まさに、一体なんだという意識が強い。 「デフレの正体」著者・藻谷浩介さんは、思いこみを捨て、現実を直視せよという。KY=空気を読まない、SY=数字を読めという。なぜ、日本でものが売れないのか?人口の波が存在するという。65歳以上の「お年寄り」が増え、消費を冷やしている。1940年は、生産年齢(15~64歳)現役世代が多く、消費を支えていたが、40年後になると65代以上が逆転するという。 「ヒント」は、りんごにある。今、青森のリンゴ農家で元気のいい農家がある。「大紅栄」というブランドで中国で大人気のりんごで、活気づいている。中国では、赤は喜びごと、お祝い事に欠かせない縁起のいい色とされている。「大紅栄」は、まさに赤の鮮やかさが他のりんごを圧倒している。そこが受けて、現地で1個2000円と高額ながら飛ぶように売れている。中国の富裕層が下支えしている。 価格を安定させるために、生産量を抑える仕組みをつくっている。いいものを少量販売する=「高利少売」。 ネット時代、安いものを探す時代。日本が全てを作る必要はないと、一橋大学教授の米倉さんはいう。敵は中国といわれるが、アジア向けバブル以上1.5倍、中国、韓国に対して大黒字。本当の敵はヨーロッパ。フランス・イタリア・スイスには、赤字である。いずれもブランド価値の高い国である。 購買力を考えてみよう。 日本では、何故お年寄りがものを買わないのか?アメリカでは、逆に「お年寄り」の消費が活発である。アメリカの金持ちは、第二世代。1代目の時に、お金を残しても意味がない。それを見て来た第2世代の金持ちたちは、消費に気持ちが向いているという。 若い人の賃金を上げること、そう訴えるのは、コマツ会長の坂野さん。部分最適理論=部分だけ良くても根本的に解決しない。正社員は、世界一守られているが、非正社員は世界一守られていない。”景気のピークに合わせるからおかしくなる。1回雇用を増やさないといけない。いいものを安くの時代ではない。 人口減少問題。若い女性が働いているところほど、出生率が高い。石川県は、3世代同居が多く、女性が働く。しかし、50代で仕事をやめる。同居する人の介護のために。 話しの展開は、まだまだ続いた。なにしろ2時間にも及ぶ番組。 今回は、ここで終えます。続きは、明日のブログで。 |
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ニッポンの生きる道
ちょっと古い話題で恐縮ですが…。 新年早々、朝まで生テレビ!を見てしまったと書いたあけましておめでとうございます。新年早々朝まで生TVを見た - 温故知新〜温新知故?がその時のタイトル、パネリストは下に示すメンバー。 池田信夫氏などもいて期待したが、先に書い... ...続きを見る |
温故知新〜温新知故? 2011/01/13 20:03 |
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