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ソフトバンク社長の孫正義(そん・まさよし)さんが、カンブリア宮殿に出ていた。何度か、出ていて昨日が3回目、視聴者のリクエストに応える形での3回目の放送だった。今回は、<孫正義の未来戦略 >というタイトルで、今後の孫さんが考える未来像を語った。 大きくは、インターネットの世界で将来アジアでの利用者が全体の50%を占めるようになる。ということは、アジアを制する者は、世界を制する。その考えのもと、孫さんは、中国のインターネット業界の巨人・中国IT寵児、ジャック・マーと組み、世界戦略をたて、アジアNO.1を目指す。 Jack Ma ジャック・マーは、アリババ創立者、最高経営責任者、 CEOである。出身は、中国の杭州。そのアリババの設立当初から関わり、投資をしたのが、ソフトバンクの孫さんだった。孫さんの嗅覚に、この男は、きっと何かを成し遂げると感じたのであろう。そして、ジャック・マーは、10年以内にウォルマートを抜くと公言している。 孫さんは、久留米高校を中退し、アメリカに単身渡り、カリフォルニア大・バクリー校を卒業する。アメリカでの学生生活に一番衝撃を受けたのが、インテルのCPUの新聞広告だった。コンピューターの心臓部である小さな部品を見て、これで世界が大きく変わると予見し、その写真を見て、10分間涙が止まらなかったという。 その通りに、インテルなしではコンピューターは、成り立たないぐらいその存在は、不動のものとなった。ヤフーを日本にもってくるのも、いち早くその存在が将来、情報の世界の中心となると予見し、一面識もない相手に直談判し、契約に結び付けた。 孫さんのその行動力を支えているのは、孫さんの熱い気持ち、情熱である。孫さんは、自己満足は究極的な解釈をすると、人を喜ばせることだという。孫さんの持つ情熱は、利己ではなく利他の精神にもとづいている。情熱とは、英語でPASSIONといい、受難を乗り越えるという意味もある。 事実、孫さんは仕事に集中するあまり、急性肝炎となり余命5年と医者から告げられた。その受難を見事、病気に負けて理う場合ではないと、乗り越えたのです。 孫さんは、70才でソフトバンク社長を引退するといっている。それを受け、次期社長をそだてるべく2010年7月末に「ソフトバンクアカデミア」を開校した。孫が自ら校長となり、10年以上かけて次世代のソフトバンク社長を育成する後継者育成プロジェクトだ。生徒は300名。社外からの応募も受け付けるという。 孫さんが力強くソフトバンクアカデミアで言うのは、「NO.2でいいなんて、絶対にいってはいけない」である。あくまでも、NO.1を目指さなくてはいけない、それが孫さんのゆるぎないポリシーなのです。 ソフトバンクの筆頭株主は、ユニクロの柳井社長。柳井社長の役割は、孫さんが熱くなり過ぎないように冷静に判断し、助言をすることだという。しかし、普段は、冷静にという柳井さんが、孫さんがボーダーフォンを買収するのを躊躇してたら、それはやるべきと普段の柳井さんには珍しく熱くなったと笑いながら話していた。 孫さんの自分の夢を実現するもとは、諦めない強い気持ちと、人を喜ばせたいという利他の精神にある。自分なりの生き方をするのにリスクはつきもの。それを乗り越えて初めて、孫さんのように自分の世界を広げていけるのだと思う。 若くして日本を脱藩し、アメリカに渡り直談判しヤフーと契約したりと、坂本龍馬の脱藩精神が垣間見える。孫さんのパートナーであるジャクマーも孫さんと同じ遺伝子をもっているのだろう。 これからの若い人たちの生き方に大きく影響を与える孫さんの存在。自己満足は、人を喜ばせることなんだと気づいた孫さん。利己に走りがちな人が多い現代に、利他の精神の大切さを自らの身をもって我々に示してくれた。今の政治家たちにも、利己てきな人が目立って仕方がない。国民目線、すなわち利他の精神を大事にしてほしいと思う。 |
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