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今日は、典型的な冬の空模様となり、 朝から雨がぱらついたり、 陽がさしたりと、目まぐるしく変わり、 北の方では、雪になっているようだ。 昨日、地域の北須磨小学校の「とんど焼き」の、 竹組みの準備に出向く。 総勢20名ぐらいの地域住民の人たちと、 近くの須磨離宮公園から職員の手により切りだされた、 大竹を手わけして、小学校のグランドに運ぶ。 そして円錐状に組み立てるのだが、 竹がしなり、思うに任せず、 悪戦苦闘しながらも、どうにか組み立てることが出来た。 そして今日、地域の婦人会の人たちも昨日から豚汁の準備をし、 みなさんに振る舞われていた。 学校関係者のかた、PTAのかた、自治会関係のひとたち、 地域消防団の面々と多くの人の関わりあいで、 「とんど」に火が入り、炎が勢いよく天に向かって伸びる。 竹がやけ、破裂する「ぽ〜ん」という大きな音に、 「うぉー」と歓声が上がる。 とんどの中には、新聞紙とアルミホイルにくるまれたさつま芋が、 手分けされ、放り込まれる。 やがて、とんどの火が落ち、 まだ熱さめやらぬ火から、 出来たての「焼き芋」を取り出し、 手で感触をためし、出来上がりをみる。 「うん、よっしゃ、これいけてる」 「まだ、これあかわ」と、 いいながら、次第に焼き芋が焼き上がってくる。 前もって焼き芋と引き換えられる札をもらった人が、 自分の番号を呼ばれるのを待っている。 そうした作業をくりかえしながら、 何百本という焼き芋は、全て皆さんの手に渡った。 今回、とんど焼きの実行委員長を務められたのは、 Mさんという以前から顔なじみのかたである。 10年間、とんど焼きの実行委員長を務められたUさんから、 突然のバトンタッチとなったようです。 とりあえず、一年間ということでMさんは受けたと、 話をしてくれた。 以前から、よく動かれる人との印象をもっていた。 今回、実行委員長というまとめ役を背負い、 緊張感がどこからともなく伝わってくる。 初めて経験するとんど焼きの仕切りという一回性に、 いい緊張感をもって臨んでおられるのが、 見ていて伝わってきた。 どんなことでも、一生懸命になってやっている姿を見るのは、 大変見る側の人間を気持ちよくさせてくれる。 Mさんは、「私がやることで少しでもお役にたてるのなら、 みなさんに支えられながら、やっていこうと思う」と、 私に語ってくれた。 Mさんがさらに、「やはり常に人は、謙虚でないといかんと思います、 一人では何もできなり、皆さんのお蔭なんです」と、話された。 話をしているときのMさんの目は、輝いていた。 久し振りに新鮮な感覚をMさんから感じた。 Mさんの後姿に、 実直な気持ちがクオリアとして立ちがある。 そんなMさんを中心に大勢の人の協力で、 「とんど焼き」は、無事終了した。 「しんどい思いしたぶんだけ、 楽しさも違いますね」と、Mさんが深く息を吸いながら話す。 沢山のドーパミンが、Mさんの脳を席巻しているでしょう。 暖かな豚汁と、ふかふかの焼き芋、 そしてひたむきな人の心の清らかさにふれ、 恵みの多い時間を過ごせた。 神戸も雪模様に変わっていく。 |
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