|
新潮12月号の特典付録に、小林秀雄の講演CD「響き」が付いており、 久し振りに小林の肉声を聴いた。そうしたら、別の講演CDがほしくなり、 本では読んでいた「信じることと考えること」と、 「音楽について」を早速購入し聴いてみる。 「信じることと考えること」を改めて聴き、 特に柳田国男についての話と、 質疑応答に大変感銘をうける。 文字として記憶していた内容を、 小林の肉体を通して発せられる声を、 ダイレクトに受け、より印象深い感覚を持つ。 自分のいったことには、責任を持つという、 小林のスタンスが、全面に伝わる内容である。 考えるということは、自分が交わること、 考えるとは、つきあうこと。・・小林秀雄 同時、購入した「音楽について」は、 弦楽中心のCDと交響曲中心のCDの2枚からなっており、 選曲も素晴らしく、小林の解説の切り口もずばずばと、 核心にせまっており、楽しく聴くことが出来た。 音楽というものは、これは歴史をしょった、実に難解な一つの意味なんだよ。 音ではないんだよ、絶対に、意味なんだよ。ミーニングなんだよ。 そんなものを聴き分けるか聴きわけないか、 その人の教養にかかわることじゃないですか。 その人の歴史的教養にかかわることで、 ほかには何もかかわることはないです。・・「音楽について」小林秀雄より この部分が私に深く入り込んできた。 「音楽について」は、音源がSPからとられ、 録音状態が必ずしも良いいとはいえないけれど、 十分にSPレコードの優しさを感じることが出来た。 楽曲だけを聴いても心癒されます。 秋の夜長の楽しみがまた一つ増える。 |
| << 前記事(2008/11/14) | トップへ | 後記事(2008/11/16)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
古今亭志ん生と、小林秀雄と
月刊「新潮」12月号が 特集「小林秀雄の『響き』」を組んでいる。 小林秀雄の講演を抜粋収録したCDが付いているほか、 脳科学者、茂木健一郎さんと、 小林秀雄の孫である白州信哉さんの 対談が載っている。 対談の中で、茂木さんが 「小林秀雄の講演は古今亭志ん生の落語だ」と しきりに言っているのが不思議だった。 小林秀雄と古今亭志ん生、 風貌は全然似ていないんだがなあ。 CDで小林秀雄の肉声を初めて聞いてみて なるほどと納得した。 ちょっと甲高い声質がそっくりなほか、 間の取り方や話す... ...続きを見る |
富久亭日乗 2008/11/16 10:27 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/11/14) | トップへ | 後記事(2008/11/16)>> |