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help リーダーに追加 RSS ハンマー一筋、新幹線を作る 板金職人・国村次郎

<<   作成日時 : 2008/07/23 13:40   >>

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「受けた仕事を出来ないとはいわない、いえない」、
その言葉に仕事を取り巻く環境の厳しさと、
同時に職人としての意地が垣間見え、
板金一筋の男が、
薄い金属板に挑む姿に魅せられる。

NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」に、
板金一筋、約半世紀、
板金職人・国村次郎のハンマーと、
板金との妙を見た。

板金職人・国村次郎は、山口県下松にある、
小さな町工場で、11人の職人を束ね、
自らも第一線で職人として働いている。

国村の工場では、
最新鋭の新幹線の先頭車両の、
最も難しいとされる仕事の依頼がくる。

国村の頭の中でえがいたイメージを形づける、
それが容易ではないことは、
国村自身が約半世紀板金工を、
やってきて熟知している。

まるい金属の板に、
「打ち出し」とよばれる手法で、
ハンマーをうちつけ、
やがてそれがお皿のような形になる。

匠にかかるといとも簡単に、
淡々とやっているが、
国村のいう「芯」をとらえるのが、
なかなか難しい。

その技術を会得するのは、
一にも二にも、
我慢し、根気よくハンマーを打ち続けるしかない。

国村は、自分の技術を伝えようと、
若手の指導に余念がない。

言葉でいってわかるものでないと、
国村は考え、
自分でイメージを頭に描き、
具体化できようになるまで、
とにかくやらせてみる。

まずやらせてみて、
自分で考え、壁にぶつかり、
乗り越えて掴んだことの、
喜びを教える。

それが、その人のものとなるから。
「自分で掴んだ技術は逃げない」、
国村の重い一言が印象的だ。

国村の板金の世界は、
大きな仕事が一段落すると、
次の仕事まで間があく。

仕事をつなげるためには、
何でもやったという。

そんな中で、10年以上たち、
国村は、転機となる難しい仕事の依頼を受ける。

リニアモーターカーに挑戦した。
初めての超合金、
なかなかの曲者である。

出来ないとは、いえない。
試行錯誤を繰り返し、
何とかものにした。

一つの国村の信念がある。
技は磨けば応えてくれる、
技は裏切らない。

10年ぶりに若者が入ってきた。
飲み込みがよさそうと感じた国村は、
徹底的に薄い金属板と立ち向かわせた。

国村にはない、
若者の無駄打ちも、
徐々に芯をとらえるようになる。

一つの板を緊急処置をしてでも、
使い切る国村。

若者の姿勢によって出た結果を、
国村は全て引き受けている。

若者を育てるために。
若者も、国村の思いに応え、
あがいた分、手にした技術は、
しっかりと、彼のものとなる。

まだまだ国村の後進への、
指導はつづく。

板金の技術は奥が深い。
まだまだ、難しい仕事はある。
技術を上げていく必要がある。

考え、工夫する。
脳の活性化につながると、
笑いながら国村は話す。

何事も辛抱、
一つの仕事を長くやり、
極めていくことが大切と考えている。

匠の技とは、
あまりにも淡々とやられるので、
簡単に見えてしまう。

板金の世界も同じ、
心の芯が金属板の芯を捉える。




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