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help リーダーに追加 RSS カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー 亀山郁夫訳

<<   作成日時 : 2008/06/13 09:49   >>

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ようやく、ようやく、
長かった一つの物語を、
読み終えることが出来た。

カラマーゾフの兄弟 
ドストエフスキー作
亀山郁夫訳

1〜4巻、
5・エピローグ別巻。

予定より大幅に遅れたが、
読み切るという初期の目的は達した。

その間、他の本も同時進行で何冊かは、読んでいた。

まず、一巻毎に読み切りになっているので、
振り返りやすく、
各巻末の解説で、おさらいが出来るのも助かる。

前回までのあらすじを、
復讐できたりと、読む人を飽きさせない工夫も、
しっかりとされている。

カラマーゾフの兄弟は、
ドストエフスキー自身の実体験に基づき書かれ、
それを小説化されたものであると、
読んでみて私は、初めて知った。

「父親殺し」という重いテーマ、
そして金と欲の絡み合い。

犯人は誰という、
短絡的なものでないのも、
この小説の奥行の深さを感じる。

ドストエフスキーは、
「カラマーゾフの兄弟」の、
第2の小説を書く予定でいた。

未完に終わっているという点も、
そこに何を書こうとしていたのか、
誰も知るよしもないが、
読んでみたいと思わせるものがある。

また、ドストエフスキーが、
1〜4巻をいうなれば、
交響曲の4楽章になぞらえ、
構成していると、
解説されていたのに大変興味を覚えた。

西欧の小説を読むのに必ずぶつかるのが、
宗教という大きなテーマがある。

この点については、
以前、ブルータスで、
茂木健一郎さんと中沢新一さんの対談で、
中沢さんが興味深いことをいっていた。

日本はキリスト教の布教があまりうまくいかなかった、
数少ない国で、キリスト教が「信仰」を説いたからなんですよ。

日本人は、「信心」なんです。・・ブルータス本文より
日本では、たまたま見つけた祠とか、
川のせせらぎを聞き、
それで心が清められる。

日本人は、実在性は信じるが、
そうでないものは、
受け入れがたいようです。

神の存在が西欧社会とは、
その意義が違うように思う。

西欧社会の背景にある宗教の存在を、
ある程度理解しておくことも大切。

それと、必ず他の哲学者の言葉の、
引用があり、
カラマーゾフの兄弟にも
ドストエフスキーが、
ファウストを意識した点があると、
解説されている。

一つの物語を読むことによって、
その背景を知り、
他の分野の本を読むことが、
必要となってくる。

そうすることによって、
理解が進むことに繋がる。

亀山郁夫さんは、
一読する時は、
プロットに従って、
再読する時は、
同じ時間に、他の登場人物は何をしていたのか、
考えながら読むとまた違った楽しみ方が出来ると、
提案されている。

私の次なる課題は、
「ファウスト」を読むこと。

すでに用意をしてあるので、
期限をもうけず、
他の本も読みながら、
気長に挑戦しようと思っている。

私の本読みの旅は、今後も続く。

 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ドストエフスキーをお読みになっていらっしゃるんですね!

次は「ファウスト」ですか?
私も…いつか挑戦してみたいなぁ…と思いながら
果たせずにおります。

シニアブロガーさまの感想を、伺うのを楽しみにしております!
風待人
2008/06/16 09:39
風待人さん
時折のコメントが、なつかしく嬉しく感じています。もともと読書家ではないので、たまたま話題になったので「カラマーゾフの兄弟」を読んだという程度です。 哲学系は苦手ですが、敬遠ばかりしていてはいけないかなと、あえて自分に付加をかけてます。 「ファウスト」は、期限なしで読むつもりなので、いつ感想文をブログ出来るやら?
シニアブロガー
2008/06/16 10:29

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