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昨日の夕方、 自分の飲むビールを買った帰り道、 信号まちをしていると、 一人の男性に声をかけられた。 私としては、 誰なんだろうこの人は? そんな感じだった。 その男性は、 私の名前を確認し、 自ら名前をなのり、 その瞬間、ああこの人が例の人かと察した。 私のサラリーマン時代、 同じ会社の後輩で、 大学の後輩にもあたる人が、 私の店の近くの会社にいるとは、 聞いていた。 彼こそまさしく、その人である。 今の職場に来て4年になるという。 その間、私の店と3分とかからない距離にいながら、 なかなか直接話す機会がなかった。 彼は、私の幼馴染の店で、 昼飯を食べるらしく、 私を知っていると、 幼馴染から聞いていたのである。 彼の中に遠慮があったのか、 いつかは、 話す機会があると思っていたのだろう。 わたしの記憶の中に、 彼の存在がはっきりとしておらず、 初めて話してみて、 彼の元上司だった人間が私の同期だとわかり、 少しづつその時代を思い出していた。 彼は、私の5年後輩、 私は企画畑、 彼は営業とフロアーも違い、 記憶に残ってなくてもおかしくないと、 後輩である彼にいわれ少し気が楽になった。 彼が私の存在に気づき、 出会いがしらに、 話しかけられ、 互いにはなすようになるのに、 4年という時間が流れていた。 私は、彼に声をかけてもらったことを、 素直に喜んでいる。 わずかの時間の立ち話で、 若かりし頃の記憶が、 走馬灯のようによみがえった。 私の中の一時代である。 流れに乗っていい時もあり、 絶不調の時もあり、 長いトンネルにはいった時もあった。 いろんな過去を積み重ね、 今ならこうしたろうに、 ああもしたろうにと、 気づいたりする。 その時には、気づかなかったのに。 結局、自分の中の我が強く、 答えを人の中に求め、 逃げていたころだった。 人生を踏み外しそうになったこともあった。 今となっては、懐かしい思いで。 今、現在どう生きているかが、 大切だと思う。 人との出会いとは、 不思議なものである。 彼のさりげなさに、 大人のふるまいを見て、 人の優しさを感じる。 実に自然な形での、 対面であった。 別れ際に、 機会があれば飲みましょうと、 声をかけて別れた。 |
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