須磨寺ものがたり

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help リーダーに追加 RSS 4年という時間が流れていた

<<   作成日時 : 2008/06/12 09:41   >>

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昨日の夕方、
自分の飲むビールを買った帰り道、
信号まちをしていると、
一人の男性に声をかけられた。

私としては、
誰なんだろうこの人は?
そんな感じだった。

その男性は、
私の名前を確認し、
自ら名前をなのり、
その瞬間、ああこの人が例の人かと察した。

私のサラリーマン時代、
同じ会社の後輩で、
大学の後輩にもあたる人が、
私の店の近くの会社にいるとは、
聞いていた。

彼こそまさしく、その人である。

今の職場に来て4年になるという。
その間、私の店と3分とかからない距離にいながら、
なかなか直接話す機会がなかった。

彼は、私の幼馴染の店で、
昼飯を食べるらしく、
私を知っていると、
幼馴染から聞いていたのである。

彼の中に遠慮があったのか、
いつかは、
話す機会があると思っていたのだろう。

わたしの記憶の中に、
彼の存在がはっきりとしておらず、
初めて話してみて、
彼の元上司だった人間が私の同期だとわかり、
少しづつその時代を思い出していた。

彼は、私の5年後輩、
私は企画畑、
彼は営業とフロアーも違い、
記憶に残ってなくてもおかしくないと、
後輩である彼にいわれ少し気が楽になった。

彼が私の存在に気づき、
出会いがしらに、
話しかけられ、
互いにはなすようになるのに、
4年という時間が流れていた。

私は、彼に声をかけてもらったことを、
素直に喜んでいる。

わずかの時間の立ち話で、
若かりし頃の記憶が、
走馬灯のようによみがえった。

私の中の一時代である。

流れに乗っていい時もあり、
絶不調の時もあり、
長いトンネルにはいった時もあった。

いろんな過去を積み重ね、
今ならこうしたろうに、
ああもしたろうにと、
気づいたりする。

その時には、気づかなかったのに。

結局、自分の中の我が強く、
答えを人の中に求め、
逃げていたころだった。

人生を踏み外しそうになったこともあった。

今となっては、懐かしい思いで。

今、現在どう生きているかが、
大切だと思う。

人との出会いとは、
不思議なものである。

彼のさりげなさに、
大人のふるまいを見て、
人の優しさを感じる。

実に自然な形での、
対面であった。

別れ際に、
機会があれば飲みましょうと、
声をかけて別れた。

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